少女時代(Girls’ Generation)メンバー紹介と最新情報

少女時代 (Girls' Generation)

K-POP第2世代を代表する伝説的ガールズグループ「少女時代」。デビューから16年以上経った今でも、そのパフォーマンスと魅力は色あせることなく、多くのファンを魅了し続けています。「Into the New World」から「Gee」、そして最新の「FOREVER 1」まで、時代を超えて愛される彼女たちの軌跡と、それぞれのメンバーの個性や魅力に迫ります。

少女時代とは?グループの概要と歴史

結成の背景とデビューの経緯

少女時代は、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントが2007年に結成した9人組ガールズグループです。メンバーたちは皆、厳しいオーディションを勝ち抜き、デビュー前に平均して3〜5年の練習生期間を経験しました。このSMの徹底した育成システムが、後の彼女たちの完璧なパフォーマンスの基盤となったのです。

2007年8月5日、少女時代はSBSの音楽番組「人気歌謡」で「Into the New World」を披露し、華々しくデビューを果たしました。青春と希望をテーマにしたこの曲は、今でも多くのK-POPグループがカバーする名曲となっています。デビュー当初は注目を集めるものの、爆発的な人気には至らなかった彼女たちでしたが、運命を大きく変える転機が訪れます。

これまでの主な活動と実績

2009年、少女時代は「Gee」でブレイクし、韓国音楽シーンに旋風を巻き起こしました。中毒性のあるメロディと「おじいさんになっても一緒にいよう」というフレーズ、そして印象的な「カラージーンズ」ファッションは社会現象となり、KBS「ミュージックバンク」で9週連続1位という当時の最長記録を樹立しました。

その勢いのまま「Genie」「Oh!」「Run Devil Run」と立て続けにヒットを飛ばし、韓国を代表するトップガールズグループへと成長。2010年には日本デビューを果たし、アジア全域での活動を本格化させました。2012年には「I Got a Boy」でさらに音楽性に幅を持たせ、K-POPの世界的拡大にも大きく貢献しています。

少女時代はその活動の中で、ゴールデンディスクアワード、Mnetアジアンミュージックアワードなどの主要な音楽賞を多数受賞。また、YouTubeミュージックアワードでK-POP初の受賞者となるなど、国際的な評価も獲得しています。さらに、Billboard誌が選ぶ「史上最高のK-POPガールグループのトップ10」では1位に選ばれるなど、その影響力は絶大です。

メンバープロフィール

テヨン(Taeyeon)

少女時代のリーダーであるテヨンは、1989年3月9日生まれ。本名はキム・テヨンです。グループの中で最もパワフルな歌声を持つメインボーカルとして知られています。小柄な体からは想像できないような豊かな声量と表現力で、多くのファンを魅了してきました。

ソロアーティストとしても大成功を収め、「I」「Fine」「INVU」などのヒット曲を生み出しています。彼女の歌声は「国民のボーカリスト」と称されるほど高い評価を受けており、OST歌手としての活動も多数。繊細な感情表現と安定した高音技術は、K-POPシーンでも随一と言われています。

プライベートではやや内向的で、自然体の人柄がファンからの親しみを集めています。愛犬家としても知られ、SNSには愛犬との日常がよく投稿されています。

サニー(Sunny)

1989年5月15日生まれのサニーは、本名がイ・スンギュン。アメリカ・カリフォルニア州で生まれた彼女は、幼少期に韓国に戻り、その後少女時代の一員となりました。明るく快活な性格で、バラエティ番組での機知に富んだトークが人気を集めています。

特筆すべきは彼女の声質で、甘く可愛らしい歌声はグループ内でも特徴的です。また、彼女はSMエンターテインメント創設者イ・スマンの姪としても知られていますが、実力で地位を築いてきたという評価が定着しています。

近年ではラジオDJとしての活動も多く、「サニーのFMデート」など複数の番組でリスナーとの交流を深めています。

ティファニー(Tiffany)

1989年8月1日生まれのティファニーは、本名はステファニー・ヤン・ファニー。アメリカ・カリフォルニア州出身で、ネイティブの英語力を持っています。彼女の特徴は、きらびやかな笑顔と「アイスマイル」と呼ばれる眩しい笑顔。少女時代のパフォーマンスでは、その明るさで観客を魅了してきました。

2016年には少女時代のユニット「TTS」の活動に加え、「I Just Wanna Dance」でソロデビュー。その後、演技の勉強のためアメリカに渡り、現地での音楽活動も展開。2021年には「Lips On Lips」などの英語曲もリリースしています。

ファッションセンスにも定評があり、自身のファッションブランドを立ち上げるなど、多方面で才能を発揮しています。

ヒョヨン(Hyoyeon)

1989年9月22日生まれのヒョヨンは、本名はキム・ヒョヨン。少女時代のメインダンサーとして、そのダイナミックなパフォーマンスで知られています。幼い頃からストリートダンスを習得し、中国武術も学んだ彼女は、K-POPアイドルの中でも随一のダンススキルを持つと評されています。

2016年以降は「DJ HYO」としての活動も開始し、EDMを中心としたソロ曲「Mystery」「Dessert」などをリリース。音楽プロデュースの才能も開花させています。

明るく率直な性格で、バラエティ番組では独特の持ち味を見せ、「アンニョンハセヨ、ヒョヨン・イムニダ!」という元気な挨拶が印象的です。

ユリ(Yuri)

1989年12月5日生まれのユリは、本名はクォン・ユリ。少女時代の中でも特に運動神経に優れ、ダンスの実力も高いメンバーです。ヒョヨンと並ぶダンスラインとして、パワフルかつセクシーなパフォーマンスが魅力です。

女優としての活動も積極的に行っており、ドラマ「ファッション王」「ソナム女子高探偵団」などに出演。2021年のNetflixドラマ「イカゲーム」には出演していませんが、韓国ドラマでの存在感は年々増しています。

料理の腕前も高く、番組「ユリのホームメイドクッキング」では、その実力を披露。健康的な美しさと明るい性格で、ファンから「黒真珠」の愛称で親しまれています。

スヨン(Sooyoung)

1990年2月10日生まれのスヨンは、本名はチェ・スヨン。少女時代の中でも特に長身で、モデルのようなスタイルの持ち主です。鋭い目線と知的な雰囲気が特徴的で、グループ内でも独特のオーラを放っています。

女優としての活動も盛んで、ドラマ「38師機動隊」「君を愛した時間」などに主要キャストとして出演。演技力の高さでも評価されており、映画にも活躍の場を広げています。

日本語も堪能で、少女時代の日本活動では、そのコミュニケーション能力を発揮。ユーモアのセンスも高く、トークバラエティでの機知に富んだ発言が人気です。

ユナ(Yoona)

1990年5月30日生まれのユナは、本名はイム・ユナ。少女時代のビジュアルセンターとして、その抜群の美貌で多くのファンを魅了してきました。「国民の妹」と称されるほどの人気を誇り、数々のCF契約を結んできました。

女優としても大成功を収め、ドラマ「テバク」「王は愛する」「EXIT」などに主演。中国をはじめとするアジア各国でも人気が高く、国際的な活動も展開しています。

謙虚で礼儀正しい人柄も評判で、スタッフからの評価も高いと言われています。カメラの前では華やかですが、実際は自然体で素朴な魅力を持っています。

ソヒョン(Seohyun)

1991年6月28日生まれのソヒョンは、本名はソ・ジュヒョン。少女時代の最年少メンバーですが、その知的で落ち着いた性格から「マンネ(末っ子)」らしからぬ大人びた印象を与えます。

ミュージカル「ママミア!」「赤毛のアン」などにも出演し、歌唱力と演技力の高さを証明。女優としてもドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち」「悪の花」などで主演を務め、幅広い演技に挑戦しています。

語学力にも優れ、英語、日本語、中国語をこなし、国際的な活動も積極的に行っています。健康的な生活習慣にも定評があり、菜食主義に近い食生活を実践しています。

元メンバー:ジェシカ(Jessica)

1989年4月18日生まれのジェシカは、本名はジェシカ・ソヨン・チョン。2014年9月までの7年間、少女時代のメインボーカルとして活躍しました。アメリカ・カリフォルニア州出身で、ティファニーと同様に流暢な英語を話します。

「アイスプリンセス」と呼ばれる独特の雰囲気と、クールな美貌が特徴。透明感のある高音ボイスは、少女時代の楽曲に欠かせない要素でした。

2014年に少女時代を脱退後は、ファッションブランド「BLANC & ECLARE」を立ち上げ、ビジネスウーマンとしても成功。ソロアーティストとしても「Fly」「Wonderland」などをリリースし、活動を続けています。

メンバー間の関係性とエピソード

メンバー同士の友情とチームワーク

少女時代の最大の強みは、メンバー間の強い絆とチームワークです。ほとんどのメンバーが10代の頃から共に過ごし、喜びも苦労も分かち合ってきました。テレビ番組「少女時代が行く」では、彼女たちの自然な交流が視聴者の心を掴み、長寿番組となりました。

特にテヨンとティファニーの友情は有名で、「タイファニー」というニックネームで親しまれるほど。また、ユリとスヨンは「ユスヨン」と呼ばれる仲の良いコンビで、お互いを理解し合う関係を築いています。

2022年のデビュー15周年記念には、各自が別の事務所に所属しながらも「FOREVER 1」で完全体カムバックを果たし、その友情の深さを改めて示しました。メンバーたちは「少女時代は永遠」というメッセージを一貫して発信し続けています。

ファンが知りたい舞台裏のストーリー

デビュー初期、9人全員が一つの寮で共同生活をしていた時期があります。限られたスペースでの生活は時に衝突を生むこともありましたが、それが逆に彼女たちを団結させたとメンバーたちは語っています。ヒョヨンとユリがダンスの練習を深夜まで続け、他のメンバーが応援していたエピソードは有名です。

実は、「Gee」のシンボルであるカラージーンズのコンセプトに最初は懐疑的だったというメンバーもいました。しかし、結果的にはこのコンセプトが少女時代の大ブレイクにつながり、彼女たちの進路を決定づけました。

また、ソヒョンはデビュー当時まだ高校生で、学業との両立に苦労していたことも。メンバーたちは彼女の勉強時間を確保するため、練習スケジュールを調整することもあったといいます。こうした思いやりの積み重ねが、少女時代の強固な結束力となっています。

まとめ

2022年にデビュー15周年を記念して8人体制で活動を再開した少女時代ですが、現在は各メンバーが個々の活動に専念しています。テヨンとヒョヨンはソロアーティストとして音楽活動を継続、ユナ、ソヒョン、スヨン、ユリは女優として映画やドラマで活躍。ティファニーは海外での音楽活動、サニーはラジオDJとしての仕事を中心に行っています。

彼女たちは様々なインタビューで「少女時代は私たちの永遠のアイデンティティ」と語っており、今後も周年記念など特別な機会には再集結する可能性を示唆しています。SMエンターテインメントを離れたメンバーもいますが、「少女時代」という名前の下に集まる意志は共通しています。

ファンへのメッセージとして、メンバーたちは常に感謝の気持ちを表明しています。「少年少女時代(SONE)と呼ばれるファンの皆さんがいるからこそ、16年以上も活動を続けられている」と語るテヨン。「どんな時も信じて待ってくれてありがとう」というユナの言葉に、彼女たちのファンへの思いが表れています。

第2世代K-POPアイドルの代表格として、後輩たちにも大きな影響を与えてきた少女時代。これからも彼女たちの活躍から目が離せません。最新情報は各メンバーの公式SNSや、少女時代の公式チャンネルでチェックすることができます。

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