YOASOBI(ヨアソビ)は、2019年に結成された日本の音楽ユニットで、コンポーザーのAyaseとボーカルのikura(幾田りら)の2人で構成されています。
「小説を音楽にする」という独自のスタイルで、楽曲ごとに原作となる物語が存在するのが最大の特徴です。原作の世界観を、メロディ・歌詞・歌声で立体的に再構築していく手法が多くの人の心を掴み、デビュー以降、国内外で圧倒的な人気を誇っています。
代表曲「夜に駆ける」や「群青」「怪物」「アイドル」などはストリーミングでも記録的なヒットとなり、アニメ主題歌やCMソングなど、さまざまなメディアを通して幅広い層に届いています。
近年は海外でも注目度が高く、たとえば世界的フェスのCoachella(2024年)に出演するなど、グローバルに活動の幅を広げています。
目次
YOASOBIとは?ユニットの特徴と人気の理由
YOASOBIの結成の経緯
YOASOBIは、コンポーザー/プロデューサーのAyase(アヤセ)と、ボーカルのikura(幾田りら)によって結成された音楽ユニットです。結成のきっかけは、AyaseがボカロPとして作品を発表していた流れの中で、小説投稿サイト「monogatary.com(モノガタリードットコム)」の関係者から“物語を音楽にするユニット”構想を持ちかけられたことでした。
そこから制作チームでボーカリスト像を検討していく中で、AyaseがInstagramで見つけた弾き語り動画が印象に残り、ikuraへ声をかけた――という流れで、現在の2人の形に辿り着きます。Ayase自身もインタビューで、monogatary.comからのオファーと、Instagramをきっかけにしたボーカル決定の経緯を語っています。
こうしてYOASOBIは、2019年10月1日に結成。デビュー曲「夜に駆ける」へとつながる“物語×音楽”のプロジェクトが本格的に動き出しました。
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「小説を音楽にする」独自のスタイル
YOASOBIの最大の特徴は、「小説を音楽にする(NOVEL INTO MUSIC)」というコンセプトを、ユニットの根幹に据えていることです。
多くのアーティストが自身の体験や感情を出発点に楽曲を作る一方で、YOASOBIは原作となる“物語”を起点に、音楽として再構築するスタイルを確立しました。ここで言う物語は、いわゆる既刊小説に限らず、monogatary.comで公募された作品、企画のために書き下ろされた小説など、さまざまな形で用意されたテキストが原作になり得ます。
制作の流れも、一般的な「メロディ先行」「サウンド先行」とは少し違います。まず原作を読み込み、物語の核になるテーマや感情のうねり、語り手の視点(誰が、何を、どう願っているのか)を拾い出す。そこからAyaseが、物語を音として成立させるために構成を組み直し、メロディと言葉に落とし込みます。そしてikura(幾田りら)が、登場人物の温度や行間の揺れまで含めて“歌声で演じる”ことで、作品全体が立ち上がっていく——この分業が、YOASOBIの強みです。
この手法で生まれる楽曲は、単なるポップソングという枠を越えて、聴き手にとっての「物語体験」になりやすいのが面白いところです。歌詞だけを追っても情景が浮かび、曲を聴くほどに“原作の奥行き”が感じられる。結果として、リスナーは登場人物の選択や感情の揺れを、自分の経験と重ねながら受け取っていきます。YOASOBIの曲が幅広い層に刺さる背景には、この“感情の翻訳精度”の高さがあります。
さらに、作品の届け方も現代的です。楽曲と同時期に公開されるMVやビジュアル表現、SNSやストリーミングを前提とした拡散のされ方によって、作品世界が音楽以外の形でも共有されやすくなっています。MV制作やデジタル上での広がり方については、制作サイドの視点で語られた事例もあり、結果として若い世代を中心に爆発的な認知へつながっていきました。
世界での評価と海外活動
日本国内で確かな支持を築いたYOASOBIは、近年、活動の射程を海外へ広げています。転機のひとつになったのが、2023年に発表された「アイドル」です。アニメ『【推しの子】』主題歌としての話題性に加え、SNS上で楽曲が急速に拡散し、Billboardのグローバル・チャートでも大きな結果を残しました。実際に「アイドル」はBillboard Global Excl. U.S.で首位を獲得しており、国外でも“聴かれている曲”として可視化されたのは大きいポイントです。
ストリーミング面でも勢いは顕著で、主要DSPでの上位進出に加え、Spotifyの「Viral 50 - Global」入りや、複数国でのバイラル・チャート進出が報じられています。こうした動きは、特定の地域だけでなく、国境をまたいで“見つかる導線”が機能していることを示しています。
また、言語面でのアプローチとして、英語版の配信も進めています。たとえば「夜に駆ける」の英語版「Into The Night」は2021年7月2日にリリースされ、海外リスナーにも届きやすい形で作品群を拡張してきました
さらにライブ面では、世界的フェスへの出演が象徴的です。YOASOBIはCoachella 2024の「88rising Futures」ステージに登場し、「アイドル」を含むパフォーマンスで現地の観客を沸かせたことがレポートされています。
加えて、日本開催ながら海外アーティストも多数集まる大型フェスであるSUMMER SONICにも出演しており、こうした“国際色の強い現場”で存在感を示してきました。
作品の広がり(SNS・ストリーミング)と、現場での実績(海外フェス・海外公演)が揃ってきたことで、YOASOBIは「日本のヒットが海外にも波及する」段階から、「最初から世界で聴かれる土俵に立つ」段階へ移りつつあります。今後どんな形で物語を“世界語”に翻訳していくのか、引き続き注目される存在です。
YOASOBIのユニット名の由来
ユニット名の「YOASOBI」は、「夜に遊ぶ」という意味から付けられた名前だとされています。
元々ソロとして活動していたことから、ソロとしての活動は「昼の顔」であり、もうひとつの「夜の顔」としてYOASOBIとしての活動を行うという意味で、音楽という形で遊ぶように表現していく。そんな2人の創作姿勢を象徴するようなネーミングで、彼らのスタイルにもぴったりです。
YOASOBIのメンバープロフィール
YOASOBIは2人組ユニットですが、それぞれが別々の活動でも高い評価を受けており、個々の才能が組み合わさって唯一無二の世界観を作り上げています。
ikura(幾田りら / ボーカル)
名前:幾田りら(YOASOBIではikura名義)
生年月日:2000年9月25日
出身地:東京都
役割:ボーカル
YOASOBIのボーカルを務めるikura(幾田りら)は、透明感のある歌声と、言葉の輪郭を丁寧に立ち上げる表現力で多くのリスナーを惹きつけています。YOASOBIとしての活動に加え、シンガーソングライター「幾田りら」としても作品を発表しており、ユニットとソロの両輪で存在感を広げてきたアーティストです。
音楽との距離が近い環境で育ち、幼い頃から楽器に触れてきたことも、彼女の表現の土台になっています。ピアノやギターなどの経験を重ねながら、学生時代から歌と演奏を軸にした活動を継続。カバーや弾き語りの発信も行っていたことが、のちに大きな転機へとつながっていきます。
YOASOBIとしての出会いは、Ayaseがikuraの弾き語り動画を見つけ、声をかけたことがきっかけでした。「小説を音楽にする」というコンセプトのもとで生まれる楽曲は、物語の感情をすくい上げる繊細さが求められますが、ikuraの声はその世界観を自然に成立させ、作品の没入感を強めています。
ソロ活動では、たとえば「Answer」のように自身の言葉とメロディで聴き手に寄り添う楽曲も届けています。また、2023年には1st ALBUM『Sketch』をリリースするなど、表現のレンジを広げながら歩みを進めてきました。
なお、幾田りらは声の仕事にも挑戦しており、細田守監督作品『竜とそばかすの姫』では、主人公の親友・ヒロちゃん(別役弘香)役として参加しています。音楽だけにとどまらず、「声」で物語を伝える領域へも活動の幅を広げている点は、彼女の魅力をより立体的に感じさせるポイントだと言えるでしょう。
Ayase(コンポーザー / プロデューサー)
- 本名:非公開
- 生年月日:1994年4月4日
- 出身地:山口県
- 役割:コンポーザー/プロデューサー(主に作詞・作曲・編曲を担う)
YOASOBIのサウンドを設計している中核が、コンポーザー/プロデューサーのAyaseです。もともとはVOCALOIDプロデューサー(いわゆるボカロP)として活動をスタートし、2018年12月ごろからVOCALOID楽曲の投稿を本格化。切なさと哀愁を帯びたメロディや、聴き手の考察心をくすぐる言葉選びで注目を集めてきました。公式プロフィールでも、Ayaseは「VOCALOID producer / YOASOBI composer」として紹介されています。
人物像については、あえて細かいプロフィールを前面に出すタイプではありませんが、“音楽の土台”に関するエピソードはいくつか語られています。たとえば幼少期にはピアニストを目指していたこと、ショパン国際ピアノコンクールで上位入賞した小林愛実さんと同じ先生に師事していたことなどが紹介されており、幼いころから音楽と深く向き合っていたことがうかがえます(その後、中学時代にピアノを辞めた経緯も併せて触れられています)。
Ayaseの強みは、キャッチーさだけに寄らない“構成力”にあります。ポップスとしてのわかりやすさを保ちながら、転調やリズムの切り替え、音数の増減で物語の温度をコントロールし、聴き手を最後まで連れていく。YOASOBIの「小説を音楽にする」というコンセプトは、原作の要点を拾うだけでは成立しませんが、Ayaseは感情の山場や視点の移動を、展開・メロディ・言葉の密度で翻訳していきます。結果として、短い再生時間の中でも“物語を読んだような余韻”が残るのが特徴です。
ライブ面でも、Ayaseは制作の司令塔であると同時に、ステージに立って作品を届ける一員です。演奏面はサポートメンバーが加わる体制で、キーボード&コーラス担当の存在が紹介されたこともあります。こうしたチーム編成によって、音源の緻密さをライブの熱量に変換できている点も、YOASOBIの強さと言えるでしょう。
YOASOBIのライブバンドとサポートメンバー
サポートバンドの構成
YOASOBIのライブは、Ayaseとikuraの2人を軸にしながらも、ステージ上ではサポートミュージシャンが加わることで、音源とはまた違う“生の厚み”が立ち上がります。緻密に作り込まれたサウンドを、そのまま再生するだけではなく、会場の空気や熱量に合わせて音が躍動していく――その立体感こそがライブの大きな魅力です。
編成としては、ギター/ベース/ドラム/キーボードを中心に組まれることが多く、楽曲の世界観や演出に合わせてコーラスや追加のプレイヤーが入ることもあります。特にYOASOBIの楽曲は、展開の切り替えや音数の増減がドラマチックで、音源では“隙間なく設計されたアレンジ”が特徴です。だからこそ、ライブでは各パートの役割がよりはっきりと見え、フレーズの受け渡しやリズムのうねりが身体感覚として伝わってきます。
また、公演や企画によっては、いつもの体制に加えてゲストミュージシャンが参加するケースもあり、その日だけの音の迫力や表情が生まれることがあります。こうした柔軟な編成によって、YOASOBIのライブは「歌とトラックの再現」に留まらず、“物語をその場で更新していく”ような音楽体験へと昇華していきます。
サポートメンバーの存在は、単に音を補うためではなく、物語性のある楽曲をライブの時間軸に最適化し、感情の起伏を観客と共有するための重要なピースです。音源で好きになった曲ほど、ライブで聴いた瞬間に印象が変わる――YOASOBIには、そんな驚きが起きやすい土壌があります。
ギター・ベース・ドラムのメンバー
YOASOBIはAyaseとikuraの2人によるユニットで、ライブでは楽曲のサウンドを支える「ライブバンド(サポートメンバー)」が参加します。公演によって体制が変わることもありますが、ライブレポなどでは、いわゆる“いつものバンドメンバー”として、ギター:AssH、ベース:やまもとひかる、ドラム:仄雲(※キーボード:ミソハギザクロ)といったプレイヤーが紹介されています。さらに公演によっては、ギター/ドラムのゲストが加わるケースも報告されています。
ギターは、YOASOBIの楽曲にある「情景を切り替える瞬間」や「サビで一気に広がる高揚感」を音色で際立たせるポジションです。音源では緻密に設計されたフレーズも、ライブでは会場の空気に合わせて輪郭が立ち、バンドサウンドとしての躍動感が増していきます。
ベースは、低音で曲全体の重心を作りながら、展開の“うねり”を形にする役割を担います。YOASOBIの楽曲はコード進行やリズムの切り替えがドラマチックで、ベースが動くことで物語のスピード感や緊張感がよりはっきりと伝わります。ドラムと噛み合うことで、音源では感じにくい立体的なグルーヴが生まれるのもライブの醍醐味です。
ドラムは、曲の推進力を生み出す要です。ダイナミクス(強弱)やフィル(つなぎのフレーズ)の入れ方ひとつで、同じ曲でも温度が変わる。だからこそライブでは、音源で知っているはずの曲が、より“今ここで鳴っている音楽”として迫ってきます。公演によってはドラム/ギターのゲスト参加があることも触れられており、その日だけの厚みが加わるのもYOASOBIのライブの魅力と言えるでしょう。
このように、サポートメンバーは単なる伴奏ではなく、物語性のあるYOASOBIの楽曲を「ライブの時間軸」に最適化し、観客の体感へ変換する重要な存在です。音源で好きになった曲ほど、ライブでの印象が更新される――そんな瞬間が起こりやすいのが、YOASOBIのステージです。
ライブでのパフォーマンスの特徴
YOASOBIのライブパフォーマンスは、単なる楽曲の再現を超えた総合エンターテインメントとして高く評価されています。彼らのコンサートでは、音楽だけでなく視覚的な演出も含めた多角的なアプローチで、観客を物語の世界へと引き込みます。
最大の特徴は、小説を原作とする楽曲を「物語体験」として昇華させる点にあります。ステージデザイン、照明、背景映像などがすべて楽曲の世界観に合わせて緻密に計算され、観客は音楽と視覚効果の両面から物語の世界に没入することができます。特に巨大LEDスクリーンに映し出される映像は、原作小説の世界を視覚化した芸術作品と言えるでしょう。
ikuraのパフォーマンスも見どころの一つです。彼女は歌手としての技術だけでなく、表現者としての才能も持ち合わせており、楽曲ごとに異なる表情や動きで物語の登場人物を演じ分けます。時に感情豊かに、時に抑制的に、楽曲の世界観に合わせた表現で観客を魅了します。
また、Ayaseも時折キーボードを演奏しながらステージに登場し、サポートバンドと共に生演奏のダイナミックさを引き出します。スタジオ録音とは一味違う、生ならではのアレンジやジャム的な展開も、ライブの醍醐味の一つです。
こうした要素が組み合わさり、YOASOBIのライブは単なる音楽イベントを超えた、没入型のエンターテインメント体験となっています。そのクオリティの高さは、国内外の多くの音楽ファンから高い評価を受けています。
YOASOBIの代表曲とおすすめ楽曲
「夜に駆ける」
「夜に駆ける」はYOASOBIのデビュー曲であり、彼らの代名詞とも言える楽曲です。2019年11月に公開されたこの曲は、星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』を原作としています。「死にたい」という極限の感情から始まる物語を、疾走感あるビートと印象的なメロディラインで表現した楽曲は、発表直後から多くの人の心を掴みました。
曲のテーマである「生と死」という重いテーマを、青春の疾走感を感じさせるサウンドで包み込む絶妙なバランスが、この曲の大きな魅力です。ikuraの透明感のある歌声とAyaseの卓越した楽曲構成は、YOASOBIの音楽性を象徴するものとなりました。
特にサビの「さよならは言わないよ」から始まるフレーズは、多くのリスナーの心に深く刻まれています。この曲はストリーミングサービスでの再生回数が驚異的な数字を記録し、各種音楽チャートでも上位に食い込み、YOASOBIの名を一躍有名にした記念碑的作品となりました。
「夜に駆ける」のヒットはSNSやTikTokでの拡散も大きく貢献しており、デジタル時代の新しいヒットの形を象徴する事例としても注目されています。
「群青」
「群青」はアルフォートのCMストーリーテキスト「青を味方に。」と、山口つばさによる人気漫画『ブルーピリオド』とのコラボレーションから生まれた楽曲です。絵を描くことに情熱を注ぐ主人公の葛藤と成長を描いたこの曲は、多くの若者の共感を呼びました。
タイトルの「群青」は深い青色を表す言葉で、楽曲全体を通して「青」のイメージが効果的に使われています。「もっともっと青くなれ」というサビのフレーズは、自分自身を表現することの喜びと苦しみを象徴しています。
アップテンポながらも哀愁を帯びたメロディと、青春の悩みや挑戦を描いた歌詞は、多くのリスナーの心に響きました。特に10代、20代の若者からの支持が高く、「自分の道を見つけようともがく若者の応援歌」として愛されています。
この曲もまた、YouTubeでの再生回数が1億回を超える大ヒットとなり、YOASOBIの代表曲の一つとして確固たる地位を築いています。
「ハルジオン」
「ハルジオン」は橋爪駿輝の小説『それでも、ハッピーエンド』を原作にした楽曲で、別れと再生をテーマにした切ないラブソングです。ハルジオンという花の名前がタイトルに使われ、春の訪れと新しい始まりを象徴しています。
この曲は、YOASOBIのデビュー当初から人気の高い楽曲の一つで、そのメロディの美しさと歌詞の切なさが多くのリスナーの心を打ちました。特に「さよならだけが人生だ」というフレーズは、別れの痛みとそれを経ての成長を象徴する名言として知られています。
Ayaseの繊細なピアノのメロディとikuraの感情豊かな歌唱が見事に融合し、物語の世界観を鮮やかに描き出しています。バラード調の楽曲ながらも、YOASOBIらしい展開の妙と緻密な作り込みが光る名曲です。
初恋の終わりという普遍的なテーマを扱いながらも、新しい表現方法で描き出したこの曲は、失恋の経験を持つ多くの人の心の支えとなっています。
「アイドル」
「アイドル」は2023年にリリースされ、世界的な大ヒットとなった楽曲です。アニメ「【推しの子】」のオープニングテーマとして起用され、その鮮烈な世界観とキャッチーなメロディは国内外で大きな話題を呼びました。
この楽曲の特徴は、アイドルという存在の光と影を描き出した歌詞と、激しさと儚さが共存するサウンドにあります。特にサビの「愛されたいだけなのに」というフレーズは、アイドルの内面の葛藤を象徴する名言として広く知られるようになりました。
「アイドル」はTikTokなどのSNSで世界的なバイラル現象を起こし、ストリーミングサービスでも各国のチャートで上位にランクイン。日本のアニメソングながら、言語の壁を超えて世界中の音楽ファンに愛される楽曲となりました。
この曲の成功は、YOASOBIの国際的な知名度を大きく高め、彼らの活動の場を世界へと広げるきっかけとなりました。2023年のビルボードジャパン年間チャートでも上位に食い込む大ヒットとなり、YOASOBIのキャリアにおける重要な転換点となった楽曲です。
まとめ
「小説を音楽にする」という独自のコンセプトから生まれたYOASOBIは、デビューから数年の間に日本の音楽シーンに新風を吹き込み、今や世界的に活躍するアーティストへと成長しました。ikuraの透明感ある歌声とAyaseの卓越した作曲センスが生み出す彼らの音楽は、これからも多くの人々の心を動かし続けるでしょう。
今後のYOASOBIの展望として、まず注目されるのは国際的な活動のさらなる拡大です。「アイドル」の世界的ヒットを足がかりに、海外でのライブツアーや音楽フェスへの出演、多言語での楽曲リリースなど、グローバル市場での存在感をさらに高めていくことが期待されます。
また、表現方法の進化も見逃せないポイントです。これまでも小説やアニメとのコラボレーションを積極的に行ってきましたが、今後はVRやメタバースなど新たなテクノロジーを活用した、より没入感のある「物語体験」を提供する可能性も考えられます。
メンバー個々の活動にも注目が集まります。ikuraはソロアーティスト「幾田りら」としての活動や声優業など、多方面での才能を発揮しています。Ayaseも作曲家・プロデューサーとしての活動の幅を広げています。これらの個人活動がYOASOBIの音楽にどのような影響を与えるのかも見どころの一つです。
さらに、彼らの強みである「物語を音楽で表現する」という手法が、今後どのように発展していくのかも興味深いところです。小説から映画、ゲーム、さらには現実の出来事まで、様々な「物語」をYOASOBIならではの感性で音楽化していく可能性は無限大です。
YOASOBIの音楽は、単なるエンターテインメントを超え、多くの人の人生に寄り添い、時に勇気を与え、時に共感を呼ぶ存在となっています。これからも彼らの新たな音楽的挑戦と進化に、私たちは胸を躍らせながら耳を傾けることになるでしょう。