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高校野球で人気の応援歌61選!定番曲からあの高校の魔曲まで紹介

毎年3月に開催される春のセンバツ高校野球や夏に開催される夏の甲子園。
ブラスバンドや大応援団の声援は、約100年の高校野球の歴史の中で様々な名場面を彩ってきました。

近年ではプロ野球の応援歌や昔からある野球の応援歌のみならず、最新の邦楽やゲームで使用されているBGMが演奏されるなど、応援を楽しみに甲子園を観戦している人も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな高校野球で人気の応援ソングについて紹介していきます。
この記事を読んで、今年の高校野球を応援の面からも楽しんでいただけると嬉しいです。

目次

高校野球で使用される定番の応援歌

サウスポー

昭和を代表するアイドル、ピンク・レディーの国民的ヒットソング。イントロが流れた瞬間に球場全体が盛り上がる定番中の定番曲です。曲中の「UFO」というコール&レスポンスは、スタンドの一体感を最高潮に高めてくれます。

we will rock you

伝説的ロックバンドQueenの、世界で最も有名なアンセムの一つ。「ズン・ズン・チャッ」というシンプルながらも力強いリズムは、自然と足踏みと手拍子を誘い、球場全体を巻き込んで相手に凄まじいプレッシャーを与えます。

ルパン三世のテーマ

もはや説明不要、国民的アニメ「ルパン三世」のテーマ曲。スタイリッシュで疾走感あふれるジャズサウンドは、チャンス到来のワクワク感を演出します。まるで神出鬼没のルパンのように、鮮やかな走塁やヒットを期待させる一曲です。

名探偵コナン メイン・テーマ

大人気アニメ「名探偵コナン」のメインテーマ。緊迫感のあるメロディーが、一打逆転の緊迫した場面や、試合の謎を解き明かすかのような重大な局面に見事にマッチ。選手の集中力とスタンドの期待感を高めます。

突撃のテーマ〜コールケイオウ

慶應義塾大学の応援歌として生まれ、高校野球でも「慶應」の名を轟かせる伝統の一曲。「突撃」の名にふさわしく、力強い楽曲と「KEIO」コールでたたみかけ、選手たちの士気を最大限に鼓舞します。

ジンギスカン

ドイツの同名グループによる、一度聴いたら忘れられないディスコナンバー。コミカルで中毒性の高いメロディーとリズムは、応援団もノリノリに。スタンドを陽気な雰囲気で包み込み、選手の緊張をほぐしてくれるかもしれません。

ダッシュケイオウ

慶應義塾の応援歌の中でも、特にスピード感と勢いにあふれる一曲。「KEIO」コールと共に、選手に「走れ、突き進め!」という強いメッセージを送ります。得点圏にランナーを進めたい場面で演奏されることが多い、勢いをつけるための応援歌です。

パラダイス銀河

昭和のトップアイドル、光GENJIの代表曲。ローラースケートで駆け抜ける彼らの姿が目に浮かぶような、爽やかでアップテンポなメロディーが魅力です。夏の青空の下で聴くと、青春のきらめきが倍増します。

ロッキーのテーマ

映画「ロッキー」の、あまりにも有名なメインテーマ。この曲が流れれば、誰もが困難に立ち向かう主人公の姿を思い浮かべるはず。絶対絶命のピンチや、逆転を信じて選手を後押しする場面で、球場に最高のカタルシスを生み出します。

暴れん坊将軍BGM

時代劇「暴れん坊将軍」でおなじみのBGM。象徴的なファンファーレが鳴り響くと、「待ってました!」とばかりにスタンドのボルテージは最高潮に。これから”成敗”が始まるかのような、痛快な一打を期待させます。

海のトリトン

1970年代のアニメ「海のトリトン」の主題歌。勇ましく高らかなメロディーは、進撃の合図にぴったり。特に海に近い地域の高校が演奏すると、地元の一体感も相まって応援の迫力が一層増します。

男の勲章

80年代のツッパリブームを象徴する嶋大輔の名曲。近年、ドラマのカバーで再ブレイクし、高校野球の応援歌としても人気が再燃しました。どこか懐かしく、”気合”や”根性”を感じさせる曲調で、打席の選手を力強く鼓舞します。

see off

ロックバンドBRAHMAN(ブラフマン)が放つ、衝動的なパンクナンバー。猛烈なスピード感と攻撃的なサウンドが、相手チームに強烈な威圧感を与えます。智弁和歌山や敦賀気比など、甲子園の強豪校が採用する現代の魔曲の一つです。

宇宙戦艦ヤマト

アニメソングの枠を超えた不朽の名作。壮大で勇壮なメロディーは、たとえ劣勢であっても、勝利という遥かな目標に向かって突き進むチームの姿と重なります。スタンド全体で大合唱すれば、鳥肌が立つほどの感動が生まれます。

SUNRISE

日本のブラスロックバンド「スペクトラム」の代表曲。天理高校の応援で有名になり、全国に広まりました。代名詞ともいえるハイトーンのトランペットは圧巻の一言。演奏するブラスバンドの技量が光る、ハイレベルな応援歌です。

銀河鉄道999

ゴダイゴが歌う、アニメ映画「銀河鉄道999」の主題歌。未来への希望と旅立ちを感じさせる、夢とロマンにあふれた一曲です。そのポジティブなメロディーが、選手たちの背中を力強く押してくれます。

ポパイ・ザ・セーラーマン

「ポパイ」がほうれん草を食べてパワーアップする、あのお馴染みのテーマ曲。ここぞという場面で演奏され、「この一打で流れを変えろ!」という期待感を煽ります。コミカルながらも、逆転の力を信じさせる応援歌です。

狙い撃ち

山本リンダの情熱的な歌謡曲。「ウララ ウララ~」のフレーズは、誰でも一度は耳にしたことがあるはず。古くから高校野球の応援歌として愛され続ける、チャンスをものにするための”必殺”テーマです。

サンバ・デ・ジャネイロ

聞くだけで体が動き出す、底抜けに明るいサンバの定番曲。夏の甲子園を最高に盛り上げる、お祭り騒ぎのような雰囲気を演出します。複雑なリズムが、相手校のリズムをかき乱す効果もあるかもしれません。

どか~ん

THE真心ブラザーズの、ポジティブなエネルギーに満ちたロックナンバー。「どかーん!と一発やってみよう」という歌詞は、まさに野球応援のためのフレーズ。選手に思い切りの良いフルスイングを促す、痛快な一曲です。

エル・クンバンチェロ

ラテン音楽のスタンダードナンバー。非常に速いテンポと複雑なリズムが特徴で、演奏には高い技術が求められます。ブラスバンドの技量を見せつけ、その圧倒的な音圧で相手をねじ伏せる、まさに”戦う”応援歌です。

ラ・マカレナ

90年代に世界中で大流行したラテンポップ。特徴的なダンスは、アルプススタンドを陽気な一体感で包み込みます。試合の緊張感を少し和らげ、リラックスして楽しむ雰囲気を作り出すのに一役買っています。

日本が世界に誇るロックバンド、X JAPANの伝説的な一曲。静かなピアノから激しいバンドサウンドへと展開するドラマチックな構成は、試合のクライマックスを劇的に演出。その難易度の高さから、演奏するだけで応援団の士気が高まります。

情熱大陸

葉加瀬太郎の代表曲で、ドキュメンタリー番組のテーマとしてもお馴染み。ヴァイオリンの情熱的なメロディーが、打席に立つ選手を”物語の主人公”へと変貌させます。固唾をのんで見守るような、特別な一打を期待させる名曲です。

アフリカン・シンフォニー

高校野球応援の「魔曲」といえば、この曲を思い浮かべる人も多いはず。重厚で壮大なシンフォニーがアルプススタンドから鳴り響くと、球場の雰囲気は一変。得点の匂いを強烈に感じさせる、応援歌の王様です。

紅蓮の弓矢

大人気アニメ「進撃の巨人」の初代オープニングテーマ。戦いの始まりを告げるような激しいメロディーと疾走感は、現代の高校生の心を鷲掴みにします。「進撃」の合図として、攻撃の口火を切るのに最適な一曲です。

あまちゃん オープニングテーマ

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のテーマ曲。大友良英が手掛けた、明るくどこか懐かしいメロディーは、聞く人すべてを元気にしてくれます。北三陸の海のように、爽やかな風を球場に送り込む一曲です。

SHOW TIME

日本のスカバンド、SKA SKA CLUBのナンバー。小気味よいスカのリズムは、自然と体を揺らして手拍子を送りたくなります。「ここからが俺たちのショータイムだ!」と宣言するような、攻撃的で楽しい応援歌です。

ダイナミック琉球

沖縄のエイサーで使用される楽曲で、その魂を揺さぶるような力強さから応援歌として人気に。独特の節回しとリズムが、琉球の雄大な自然と熱い魂を感じさせます。試合の正念場で、選手に底知れぬ力を与えます。

You are スラッガー

野球アニメ「プリンセスナイン」の楽曲で、高校野球ファンの間では根強い人気を誇ります。「お前が打たなきゃ誰が打つ」という直接的な歌詞が、打席の選手をストレートに励まし、スタンドの期待を一身に背負わせます。

夏祭り

JITTERIN'JINNの原曲、そしてWhiteberryのカバーで誰もが知る夏の定番ソング。その名の通り、日本の夏を凝縮したようなお祭り感は、夏の高校野球にぴったり。一点入れば、花火が上がったかのような盛り上がりを見せます。

さくらんぼ

大塚愛のダブルミリオンヒット曲。ポップでキュートなメロディーと、「もう一回!」というキャッチーなフレーズの繰り返しは、応援のコールとして最適。チャンスが続く限り、スタンドの熱気が途切れることはありません。

星空のディスタンス

THE ALFEEの代表曲の一つ。ハイトーンボイスとドラマチックなロックサウンドが、試合のクライマックスを壮大に彩ります。まるで夜空の星を掴むような、奇跡の一打を呼び込む雰囲気を作り出す一曲です。

コンバットマーチ

早稲田大学が生んだ、応援歌の“元祖”。高校野球における「チャンス・テーマ」の礎を築いた伝説的な曲です。このマーチが鳴り響けば、野球応援の歴史そのものが味方してくれるような、圧倒的な風格と伝統を感じさせます。

タッチ

野球漫画不朽の名作「タッチ」、アニメ版の主題歌。昭和、平成、令和と3元号に渡って愛される名曲。疾走感のある曲調でスタンド全体の高揚感を煽り、自然と口ずさんでしまう方も多いのでは?

ジョックロック

智弁和歌山高校が誇る、”日本一の魔曲”。不気味ささえ感じるイントロと、畳みかけるようなアップテンポなメロディーは、相手チームに計り知れないプレッシャーを与えます。この曲が流れると何かが起こる、そう信じさせる特別な一曲です。

前略、道の上より

「おはようパーソナリティ道上洋三です」のテーマ曲として関西で親しまれ、大阪桐蔭が使用したことで全国区に。一度聴いたら耳から離れないユニークなメロディーは、いつの間にか口ずさんでしまう不思議な魅力があります。

かっせー!パワプロ

大人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズの応援歌。「かっせー!」(かっ飛ばせ)というストレートな掛け声とゲームらしい陽気なメロディーで、選手を盛り立てます。野球好きの心をくすぐる、遊び心満点の応援歌です。

おジャ魔女カーニバル!!

アニメ「おジャ魔女どれみ」のオープニング曲。魔法の呪文のような歌詞と、弾けるように明るいメロディーは、応援席をハッピーな空気で満たします。その楽しさに、相手チームも思わず調子を狂わされてしまうかもしれません。

残酷な天使のテーゼ

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌にして、アニソン界の金字塔。イントロが流れた瞬間に観客のテンションを引き上げるパワーは健在。神話になるような、伝説的な一打を期待させる壮大な一曲です。

残響散歌

大ヒットアニメ「鬼滅の刃」遊郭編の主題歌。Aimerが歌う、現代的でスタイリッシュなサウンドが特徴です。ド派手な一打で試合の主役になることを期待させる、今の高校生に最も響く応援歌の一つと言えるでしょう。

RPG

SEKAI NO OWARIが歌う、希望に満ちた冒険の歌。「空は青く澄み渡り」という歌いだしは、夏の甲子園の風景に完璧にマッチします。仲間と共に困難に立ち向かう勇気を与えてくれる、壮大なポップアンセムです。

レッツゴー習志野

”美爆音”の異名を持つ、習志野高校吹奏楽部を象徴するオリジナル曲。統率の取れた美しい音色でありながら、凄まじい迫力を持ち合わせています。もはや一つの作品ともいえるそのサウンドは、聴く者すべてを魅了します。

ドラゴンクエストⅢ「戦闘のテーマ」

国民的RPG「ドラゴンクエストⅢ」の戦闘曲。世代を超えて愛される勇壮なメロディーが、これから始まる”戦い”への高揚感を煽ります。選手を勇者のように、そしてスタンドを共に戦う仲間のように感じさせる一曲です。

燃えろ!紅陵

拓大紅陵高校のオリジナル応援歌。「チャンスだ、燃えろ!」というシンプルで熱い歌詞が、選手とスタンドの闘争本能に火をつけます。同校の”赤い軍団”を象徴する、魂のこもった応援歌です。

高校野球で使用されるプロ野球の応援歌

福浦和也

すでに引退されていますが、福浦選手の応援歌は数多くの高校で応援歌として使用されていまs。

吉田正尚

現在はレッドソックスに所属している吉田正尚選手のオリックス時代の応援歌です。

西岡剛・スピードスター

千葉ロッテやツインズ、阪神タイガースで活躍した西岡選手の千葉ロッテ時代の応援歌です。

矢野謙次

矢野選手の巨人時代の応援歌です。矢野選手のプレースタイルや人間性も含めて多くの人に愛されている応援歌です。

山田哲人

ヤクルトスワローズの山田哲人選手の応援歌です。
前奏から盛り上がれる曲として他球団のファンからも人気のある応援曲です。

ポランコ

2024年に甲子園で演奏されていて話題になりました。

ソト

一度は聞いたことがあるという人も多いと思います。
先ほど紹介したポランコの応援歌と同様に、高校野球でも演奏されており話題になりました。

浅村栄人

楽天の浅村栄人選手の応援歌です。

荻野貴司

ロッテの荻野貴司選手の応援歌です。

酔いどれマーチ

ファイターズのチャンステーマとして演奏され球場でかなり盛り上がる曲です。

Gフレア

言わずと知れた巨人のチャンステーマで、以前金足農業高校が使用していたことで話題になりました。

Buffa Yell(オリックス)

SKY(オリックス)

チャンス襲来(阪神)

チキチキバンバン(日本ハム)

モンキーターン

【番外編】応援の面で注目したい高校

大阪桐蔭高校

大阪桐蔭高校吹奏楽部は、コンクールでの輝かしい実績と、型破りな演奏活動で「最強の吹奏楽部」と称されます。全日本吹奏楽コンクールで幾度も金賞を受賞する高い演奏技術を誇る一方、その活動はコンクールに留まりません。

年間100回以上もの公演をこなし、全国ツアーや海外遠征も敢行。野球部の甲子園応援は「アルプススタンドのコンサート」と評されるほどの名物です。約170名もの部員が、演奏だけでなく、ステージ演出や楽器運搬まで自ら手掛け、ミュージカルやダンスを取り入れたエンターテイメント性の高い公演を創り上げています。

習志野高校

千葉県の習志野市立習志野高等学校吹奏楽部は、その圧倒的な音圧と表現力から「美爆音(びばくおん)」と称されるサウンドで全国に名を轟かせています。全日本吹奏楽コンクールや全日本マーチングコンテストの常連で、金賞受賞の輝かしい実績を多数誇る強豪です。

約200名の大編成で奏でるサウンドは、迫力がありながらも統制の取れた美しいハーモニーが特徴です。特に有名なのが野球応援で、甲子園では「ブラバンの甲子園」の主役とも言われ、その演奏は相手チームにプレッシャーを与えるほど。応援のためにコンクールメンバーを含む全部員が心を一つにして演奏する姿は、多くの人々を魅了します。

滋賀学園

スタンドのメンバーのダンスがSNS上で拡散され一躍話題になりました。
SNS上では賛否の声がありましたが、筆者個人の意見としては3年間共にした仲間を応援するために全力になれる姿は物凄くかっこいいなと思います。

また滋賀学園が甲子園に出場することがあれば注目したいです。

まとめ

ここまで高校野球で人気の応援歌を紹介してきました。
最近ではブラスバンドの応援に力を入れている高校も多く、高校野球の楽しみ方のひとつとして注目されるようになりました。

テレビ越しでもですが、実際に球場で聞く演奏は想像以上に迫力があります。
特に甲子園は、試合の流れによって球場全体が片方のチームを応援し、球場全体の雰囲気が異様になることもあります。
ぜひ応援や球場の雰囲気も含めて楽しんでみてはいかがでしょうか。

Mr.Lyric 編集部

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