Mr.Children「常套句」の歌詞の意味を考察!

Mr.Children

「常套句」はシングルとしてはリリースされておらず、2015年6月4日に発売した17番目のアルバム「[(an imitation) blood orange]」にも収録されています。

なぜシングルに収録されていないのかが疑問に思うくらいの名曲で、恐らくファンではないという人でも知ってる人は多いのではないでしょうか。

今回はそんな「常套句」の歌詞について紹介していきます!

「常套句」の歌詞考察

まずは曲名である「常套句」から説明します。

あまり聞きなれない単語かと思いますが、”じょうとうく”と読み、意味としては”ある場面にいつも決まって使う文句”のことを指します。
常套句の意味はこちら

それでは歌詞の紹介を始めていきます!

君が思うよりも
僕は不安で寂しくて
今日も明日も ただ精一杯
この想いにしがみ付く

この冒頭の歌詞から、主人公の”君”に対する想いの強さが読み取れます。
愛する人への強いが故に、一人でいる時に感じる不安や寂しさについて述べられています。

君に会いたい 君に会いたい
何していますか 気分はどう
君に会いたい 君に会いたい
愛しています 君はどう

ここでは、主人公の強い願望が表現されています。
最初の方で「常套句」は「ある場面にいつも決まって言う決まり文句」のことを指していると思いますが、この曲での常套句は”君に会いたい”ではないでしょうか。
「君に会いたい」という繰り返しのフレーズは、その切実な気持ちを強調しています。また、「何していますか 気分はどう」という問いかけは、相手の日常や気持ちに対する関心と愛情の深さを示しています。

「君が思うよりも
君はもっと美しくて…」
そう言うと決まって 少し膨れるけど
からかってなどいないよ

2番になります。
この部分では、主人公が愛する人を褒める場面が描かれています。相手が照れくさそうにする様子は、二人の関係の親密さを感じさせます。主人公の言葉が本気であり、その言葉の裏にある深い愛情が表現されています。

君に会いたい 君に会いたい
何していたって 君を想う
君に会いたい 君に会いたい
愛しています

再び繰り返される「君に会いたい」というフレーズは、その強い想いをさらに強調します。日常のどんな瞬間でも相手を思い続けているという描写は、主人公の愛の一貫性と深さを示しています。

今日も 嬉しさと 悲しみの間を揺れている
狂おしいほど

ここでは、主人公の感情が揺れ動いている様子が描かれています。愛する人との関係において、嬉しさと悲しみの間を揺れ動く感情が、狂おしいほど強いことが表現されています。この部分は、愛の持つ二面性とその影響力を示しています。

君に会いたい 君に会いたい
何していますか 気分はどう
君に会いたい 君に会いたい
愛しています 君はどう

再び繰り返されるこのフレーズは、主人公の愛と願望の強さをさらに強調します。相手への愛情が一貫していること、そしてその愛が日々の中で繰り返し感じられていることが伝わります。

君に会いたい 君に会いたい
愛しています

この最後の繰り返しでは、主人公の想いが最も純粋で強い形で表現されています。「愛しています」というシンプルな言葉には、これまでの歌詞全体を通して培われてきた感情の深さが込められています。

まとめ

Mr.Childrenの「常套句」は、シンプルな言葉の繰り返しの中に、深い愛情と切ない感情を込めた名曲です。

桜井さんは最初に歌詞を作成して、あとから曲名を考えるといったことを以前インタビューで話をされていたのですが、この歌詞の曲名として”君が好き”や”君に会いたい”ではなく”常套句”とするところが桜井さんさすがだなと思います。

この曲を通じて、愛する人への強い想いと、その中での不安や孤独、喜びが繊細に描かれています。歌詞の一つ一つが、聴く者の心に響き、その感情を共感させます。「常套句」は、愛の持つ力強さと、その裏に隠された脆さを同時に感じさせる作品です。これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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