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「花の匂い」は2008年11月1日に発売されたMr.Childrenとしては最初の配信限定シングルです。
2008年12月10日に発売した15番目のアルバム「SUPERMARKET FANTASY」にも収録されています。
東宝系映画「私は貝になりたい」の主題歌にもなっています。
「花の匂い」はTBSの音楽番組「音楽の日」で石巻で歌っていたり、ミュージックビデオが感動的という理由で多くのファンから愛されている曲となっています。
実際に筆者は「花の匂い」が好きすぎて、音楽の日で桜井さんが歌った場所である石巻の牡鹿半島に行ったことがあります。
「花の匂い」は、Mr.Childrenが2008年にリリースした楽曲で、愛する人との別れとその後の心のつながりを描いた感動的な作品です。
この曲では、別れの悲しみ、感謝の気持ち、そして永遠に続く愛の絆が描かれています。
歌詞は、亡くなった愛する人への感謝と、その人が残した温かさを感じ続ける主人公の心情を繊細に表現しています。
また、ミュージックビデオが感動的なので、まだ見たことが無いという方は歌詞考察を見る前に絶対に見て欲しいです。
今回はそんな「花の匂い」について紹介していきます!
「花の匂い」の歌詞考察
届けたい 届けたい
届くはずのない声だとしても
あなたに届けたい
「ありがとう」「さよなら」
言葉では言い尽くせないけど
この胸に溢れてる
冒頭の「届けたい 届けたい 届くはずのない声だとしても あなたに届けたい」という部分は、愛する人に対する言葉だけでは伝えきれないほどの感謝の気持ちを表しています。
届くはずのない声としているので、ここで登場する”あなた”はきっと既にこの世にはいない人のことを指しているのではないでしょうか。
花の匂いに導かれて
淡い木漏れ日に手を伸ばしたら
その温もりに
あなたが手を繋いでいてくれているような気がした
「花の匂いに導かれて 淡い木漏れ日に手を伸ばしたら」というフレーズは、自然の中で愛する人の存在を感じる瞬間を描いています。
実際に”あなたが手を繋いでくれているような気がした”という歌詞から、恐らくここでとうじょうするあなたというのは既にこの世にはいない人のことを指していると思います。
花の匂いや木漏れ日といった自然の要素が、今はいない愛する人との思い出を呼び起こし、つながりを感じさせる象徴となっています。
信じたい 信じたい
人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい
信じたい 信じたい
誰の命もまた誰かを輝かす為の光
「信じたい 信じたい 人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい」という歌詞では、人間の心に宿る奇跡の力を信じたいという強い願いが表現されています。これは、困難な状況の中でも希望を持ち続けることの重要性を示しています。
“永遠のさよなら”をしても
あなたの呼吸が私には聞こえてる
別の姿で 同じ微笑で
あなたはきっとまた会いに来てくれる
ミュージックビデオを見ると分かりますが、家族が戦争で父親を亡くしているところを”本当のさよならをしても”と表現しています。
そういった別れがあっても、あなたはきっとまた会いに来てくれると信じており、永遠につながっていて、愛する人との絆が途切れないことを示唆しています。
どんな悲劇に埋もれた場所にでも
幸せの種は必ず植わってる
こぼれ落ちた涙が如雨露一杯になったら
その種に水を撒こう
「花の匂い」で一番の名フレーズだと思います。
参考までにですが、歌詞で登場する”如雨露”は”じょうろ”と読み、花に水を灌ぐときに使用するあのじょうろのことを指しています。
「どんな悲劇に埋もれた場所にでも 幸せの種は必ず植わってる」というフレーズは、どれだけ辛い悲劇の中でも幸せの種は絶対何処かに眠っていて、辛さで涙がいっぱいになったらその種に水を撒こうという比喩が、美しくも力強いメッセージを伝えています。
こんな歌詞をかける桜井さんとんでもないですよね、、、
人恋しさをメロディーにした
口笛を風が運んでいったら
遠いどこかで
あなたがその目を細めて聞いている
“本当のさよなら”をしても
温かい呼吸が私には聞こえてる
別の姿で 同じ愛眼差しで
あなたはきっとまた会いに来てくれる
最後の部分です。
曲中で登場する”あなた”とはしばらく会うことはできないけれど、きっと自分たちのことを遠くから見守ってくれているんだと。
心では繋がっているんだという意味が込められていて、非常に感動的な歌詞となっています。
まとめ
「花の匂い」は、別れとその後の心のつながりを描いた深いメッセージ性を持つ楽曲で、ミュージックビデオが感動的だと多くのファンに愛されています。
まだミュージックビデオを見たことが無いという人はぜひ聞いてみて下さい!
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