TUBEの音楽は、前田亘輝の力強く伸びやかな歌声と、夏をテーマにしたポジティブな歌詞、そしてビーチロックやレゲエを取り入れたサウンドで、日本の夏を象徴する存在として多くの人々を魅了し続けています。
本記事では、TUBEの代表曲として広く知られるヒット曲から、ファンに長く愛される楽曲まで、厳選した10曲の魅力と背景を深掘りしてご紹介します。
目次
TUBEについて
TUBEは、前田亘輝(Vo.)、春畑道哉(Gt.)、角野秀行(Ba.)、松本玲二(Dr.)からなる4人組ロックバンドです。1985年にデビューし、瞬く間に日本の夏を代表するバンドとして絶大な人気を獲得しました。
彼らの音楽は、爽やかでキャッチーなメロディと、海、太陽、恋といった夏の情景を鮮やかに描いた歌詞が特徴です。レゲエやビーチロック、ポップスなど多様なジャンルを融合させたサウンドは、聴く人を自然と笑顔にし、陽気な気分にさせてくれます。デビュー以来、毎年のように夏にシングルやアルバムをリリースし、大規模な野外ライブを成功させるなど、「夏といえばTUBE」という地位を不動のものにしました。
TUBEの代表曲10選
ここからは代表曲を10曲紹介していきます!
夏を抱きしめて
「夏を抱きしめて」は、1994年にリリースされたシングルで、TUBE最大のヒット作となった楽曲です。トヨタ・カローラセレスのCMソングに起用されました。
この曲は、夜も眠れないほど胸を締めつける情熱的な恋愛感情を歌った、力強いミディアムバラードです。「もう二度と こんなに誰かを愛せるなんてないだろう」と、究極の愛を宣言し、「君と二人で夏を抱きしめて駆け抜けたい 何処まででも」と、刹那的な夏の時間の中で、燃えるような恋の成就を願う心情が描かれています。前田亘輝の熱いボーカルと、春畑道哉によるメロディが、聴く人の心を夏の高揚感へと誘う、TUBEの真骨頂とも言えるラブソングです。
さよならイエスタデイ
1991年にリリースされた「さよならイエスタデイ」は、フジテレビ系ドラマ『もう誰も愛さない』主題歌として書き下ろされ、TUBEの新たな一面を見せた楽曲です。夏の終わりに、過ぎ去った恋への切なさと、新たな未来への希望を歌い上げた、メロディックなバラード。前田亘輝の歌声が持つ温かさと、心に染み渡るメロディが心に深く響き、多くの視聴者の共感を呼びました。TUBEの叙情的な魅力が凝縮された、まさにTUBEの代表曲です。
あー夏休み
1990年にリリースされた「あー夏休み」は、TUBEの夏を象徴する代表曲の一つであり、彼らの名を全国区に知らしめた楽曲です。夏休みの開放感と、恋の始まりを歌い上げた、陽気でノリの良いロックナンバー。聴いているだけで心が弾むようなキャッチーなメロディと、ポジティブな歌詞が特徴で、夏になると必ず聴きたくなる定番ソングとなりました。TUBEの持つ明るさと、エンターテインメント性が凝縮された、まさにTUBEの代表曲です。
Only Good Times
1990年にリリースされたアルバム『Summer Dream』に収録されている「Only Good Times」は、TUBEの持つレゲエやビーチロックの要素が存分に楽しめる楽曲です。ゆったりとしたリズムと、心地よいメロディが特徴で、聴く人をリラックスした気分にさせてくれます。夏の夕暮れ時や、ビーチサイドで聴きたい、TUBEの音楽的ルーツを感じさせる、まさにTUBEの代表曲の一つです。
だって夏じゃない
1994年にリリースされた「だって夏じゃない」は、キリン『キリンラガービール』CMソングとして書き下ろされた、TUBEの夏を盛り上げるアッパーチューンです。夏への情熱と、開放的な気分を歌い上げた、疾走感あふれるロックナンバー。前田亘輝の力強い歌声と、春畑道哉のギターソロが印象的で、多くのリスナーを熱狂させました。TUBEのパワフルな魅力が存分に発揮された、まさにTUBEの代表曲です。
ガラスのメモリーズ
1992年にリリースされた「ガラスのメモリーズ」は、TUBEの楽曲の中でも特に切なく、美しいバラードとして知られています。過ぎ去った夏の恋の思い出を、ガラスのように儚くも輝くものとして歌い上げた、叙情的なラブソングです。前田亘輝の情感豊かな歌声と、心に染み渡るメロディが、多くのリスナーの涙を誘いました。TUBEの持つ繊細な感情表現が光る、まさにTUBEの代表曲の一つです。
シーズン・イン・ザ・サン
1986年にリリースされた「シーズン・イン・ザ・サン」は、TUBEのメジャーデビュー後の初期のヒット曲であり、彼らの名を広く知らしめたきっかけの一つです。夏への憧れと、恋の始まりのドキドキ感を歌い上げた、爽やかでポップなラブソング。彼らの初期衝動と、夏への情熱が凝縮されており、多くの人々に親しまれました。TUBEの原点とも言える、まさにTUBEの代表曲です。
BEACH TIME
1988年にリリースされた「BEACH TIME」は、TUBEの代表曲の一つとして、夏のビーチをイメージさせるような爽やかな楽曲です。ビーチでの楽しい時間や、開放的な気分を歌い上げた、ポジティブなナンバー。軽快なリズムと、前田亘輝の明るい歌声が心地よく、多くのリスナーの心を弾ませました。TUBEの持つ陽気な魅力が凝縮された、まさにTUBEの代表曲です。
夏を待ちきれなくて
TUBEの「夏を待ちきれなくて」は、1993年にリリースされ、TBS系『ムーブ』のエンディングテーマにも起用されたシングルです。同年末には、TUBEの『NHK紅白歌合戦』初出場曲にも選ばれました。
この曲は、前年の恋を「冬を越せぬ恋にゃ say good bye」と過去のものとし、新しい夏に懸ける情熱を歌い上げています。「I love you さえ言えなくて/想い出には出来なくて」と、過去の恋愛の未練と後悔を抱えつつも、「SA・YO・NA・RA から始めよう/燃えるよな恋してみよう」と、夏という季節をきっかけに生まれ変わろうとする前向きな決意が込められています。TUBEらしい爽快で疾走感あふれるサウンドが、熱い夏への期待感を高める楽曲です。
湘南My Love
1992年にリリースされた「湘南My Love」は、TUBEのルーツである湘南を舞台に、夏への愛情と、そこで過ごした思い出を歌い上げた、爽やかで心地よいラブソングです。湘南の海が目に浮かぶようなメロディと、温かい歌詞が特徴で、多くのリスナーの心を癒やします。TUBEの故郷への愛と、夏への情熱が詰まった、まさにTUBEの代表曲です。
まとめ
本記事では、TUBEの数ある名曲の中から、特にTUBEの代表曲として愛される10曲を厳選し、それぞれの魅力と背景をご紹介しました。彼らの音楽は、前田亘輝の力強く伸びやかな歌声と、夏をテーマにしたポジティブな歌詞、そしてビーチロックやレゲエを取り入れたサウンドで、常に日本の夏を彩り、多くの人々に支持され続けています。
TUBEの楽曲は、夏の喜びや、恋の甘酸っぱさ、そして人生の普遍的なテーマを、その唯一無二の表現力で表現することで、聴く人の心に深く響き、共感と活力を与えてくれます。彼らは単なるバンドではなく、音楽を通して人々に寄り添い、人生を鼓舞してくれる存在です。これからもTUBEの音楽は、日本の夏と共に輝きを放ち、多くの人々の心に深く刻まれていくことでしょう。まだ聴いたことのない曲があれば、ぜひこの機会にTUBEの熱く、そして爽やかな音楽の世界に足を踏み入れてみてください。きっとあなたの心も夏色に染まるはずです!