サウシードッグ

【Saucy Dogの代表曲10選】多くの人に愛される名曲・人気曲を紹介

Saucy Dog(サウシードッグ)の音楽は、石原慎也の切なくも力強い歌声と、日常のリアルな感情を飾らない言葉で表現した歌詞、そしてエモーショナルなバンドサウンドで、多くの人々の心を深く揺さぶり続けています。

本記事では、Saucy Dogの代表曲として広く知られるヒット曲から、ファンに長く愛される楽曲まで、厳選した10曲の魅力と背景を深掘りしてご紹介します。

Saucy Dogについて

Saucy Dogは、石原慎也(Vo./Gt.)、秋澤和貴(Ba.)、せとゆいか(Dr./Cho.)からなる3ピースロックバンドです。2013年に結成され、2017年にミニアルバム『カントリーロード』でメジャーデビューを果たしました。彼らの音楽の最大の特徴は、ボーカル石原慎也が手掛ける、誰もが経験するであろう恋愛の痛みや喜び、日常の葛藤を赤裸々に表現する歌詞です。

時にストレートに、時に比喩的に描かれる世界観は、多くのリスナーの心に深く響きます。アコースティックギターの音色を基調としながらも、力強くエモーショナルなバンドサウンドが彼らならではの魅力です。ライブパフォーマンスも熱く、石原慎也の魂のこもった歌声は、観客を感動の渦に巻き込みます。

Saucy Dogの代表曲10選

ここからは代表曲を10曲紹介していきます!

いつか

2017年にリリースされた「いつか」は、Saucy Dogの代表曲として彼らの名を広く知らしめたきっかけとなった楽曲です。別れてしまった恋人への未練や、あの頃に戻りたいという切ない願いを歌い上げた、感動的なラブバラード。石原慎也の感情豊かな歌声と、心に染み渡るメロディが多くのリスナーの涙を誘いました。インディーズ時代から既に多くの支持を集めていた、まさにSaucy Dogの代表曲中の代表曲です。

「結(ゆい)」は、2020年に配信リリースされた楽曲で、これまでの失恋ソングとは一転し、バンド初の“失恋じゃないラブソング”として注目されました。ボーカルの石原慎也が友人の結婚式に刺激を受けて書いたと語る通り、幸せを共に誓う二人の姿がテーマになっています。

シンデレラボーイ

「シンデレラボーイ」は、2021年にリリースされた楽曲で、ストリーミング再生回数が1億回を突破した大ヒットナンバーです。石原慎也(Vo/Gt)が初めて女性目線で書いた歌詞が特徴で、ダメだと分かっていながらも、「シンデレラボーイ」のような魅力を持つ「最低で大好きだった」元恋人を忘れられない女性の複雑な心境を歌っています。「頭じゃわかっていても 心は追いつかない」というフレーズが象徴するように、理屈を超えた未練と執着がリアルに描かれています。Dメロの「シンデレラ」と「死んで」をかけた言葉遊びなど、毒っ気と切なさが同居した、現代を象徴するロックバラードです。

魔法にかけられて

「魔法にかけられて」は、2022年にリリースされた楽曲で、ABEMAの恋愛番組『恋する♡週末ホームステイ』の主題歌に起用されました。この曲は、恋人との何気ない日常の中に潜む「魔法」のような愛おしさを歌っています。「高級な店じゃなくても 綺麗な夜景があっても『ふたりじゃなきゃダメ。』」という歌詞が示すように、特別なシチュエーションではなく、ありのままの二人でいることの価値を表現しています。「凍りつくような喧嘩も」するけれど、結局は「愛してるよ、おやすみ」とふざけながら笑い合える、不器用ながらも深い絆で結ばれたカップルの姿を描いた、温かくリズミカルなポップソングです。

今更だって僕は言うかな

「今更だって僕は言うかな」は、2020年リリースのミニアルバム『テイクミー』収録曲です。夢を追いかける中で、愛する人を失ってしまった男性の、深い後悔と未練を歌った失恋ソングです。「約束のウエディングロードはもう守ってやれない/口だけなのは 最後まで変われなくて」という歌詞が象徴するように、自分の不甲斐なさによって、大切な人を手放してしまった苦しみが切実に描かれています。別れ際、泣いている君に「またね」としか言えなかった主人公が、心の中で「今更だって僕は言うかな/さよなら、最後まで愛していたんだ」と叫ぶ、後悔の念が胸を打つ楽曲です。

魔法が解けたら

「魔法が解けたら」は、2023年リリースのミニアルバム『バットリアリー』収録曲です。別れてしまった恋人との「魔法のような時間」の終わりと、その後の喪失感を歌っています。主人公は、もう戻れない「ふたりだけの時間」を「魔法」に例えながらも、「魔法が解けたら もう僕は、君は、行かないとね」と、現実を受け入れようとします。それでも、車で聴いた二人の思い出の曲を口ずさんでしまうほど、未練は深く、「『幸せに』って他人事みたいだ。でもそれで良いんだ」と、突き放すような諦めの中に、元恋人の幸せを願う複雑な愛が滲んでいます。

あぁ、もう。

「あぁ、もう。」は、2021年に配信リリースされた楽曲で、森永製菓「DARS」とのコラボレーションや、スペシャルドラマの主題歌として使用されました。片思いの絶妙な心情を、ポップで温かいメロディに乗せて歌った楽曲です。無邪気に片思いをする主人公が、好きな人への想いが溢れすぎて「あぁ、もう。」となってしまう、もどかしさと愛しさが描かれています。「僕の好きなとこ 3つ数えて笑う」というような、相手の一挙手一投足に一喜一憂する、キュートで等身大の恋心が表現されています。コミカルなMVも公開され、多くの若者から共感を呼んだポップナンバーです。

紫苑

「紫苑(しおん)」は、2022年リリースのアルバム『いつか』収録曲です。「掴み損なった未来」「抗い難い別れの運命」をテーマにした、切なさと温かさが共存するバラードです。タイトルは花の名前であり、花言葉の「あなたを忘れない」が暗示する通り、大切な人との別れを経験してもなお、その想いが消せない深い愛が歌われています。「変わってしまう事。何をしたってもう変わらないモノ」と、現実を受け止めながらも、「時間を戻せたら、違った運命だったかな」と、シンプルな言葉で後悔の念を凝縮。石原慎也の繊細でかすれた歌声が、孤独の中で懸命に生きる人々の心に深く染みわたります。

コンタクトケース

「コンタクトケース」は、2018年リリースのミニアルバム『サラダデイズ』に収録された、スローテンポな失恋ソングです。元恋人が残していった「コンタクトケース」という日常的なアイテムと、自分自身の未練を重ね合わせる、極めてリアルな心理描写が特徴です。「お前も置いていかれたのか」とコンタクトケースに語りかける主人公の姿から、別れに対する深い後悔と、彼女の帰りを待つ切実な想いが伝わってきます。実体験に基づいたような繊細な描写と、未練をまっすぐに表現した歌詞が、多くのリスナーの心に突き刺さる、初期の代表的な失恋バラードです。

シーグラス

「シーグラス」は、2020年に配信リリースされた、夏にぴったりの疾走感を持つラブソングです。タイトルは、波に揉まれ丸くなったガラス片である「シーグラス」を意味し、時間の経過思い出の美しさを象徴しています。「あのね、海岸線 憶えてる? はじまりはそこから」というフレーズから、甘く切ない夏の恋の終わりが描かれます。別れを選んだ二人ですが、「喧嘩した日々すらも薄れてしまうくらいにさ 幸せな日々だけを思い出してしまうんだ」と、過去を肯定し、愛おしい思い出として大切に仕舞っておく決意が歌われています。儚い恋の記憶を、爽やかなメロディに乗せた、感傷的なロックナンバーです。

まとめ

本記事では、Saucy Dogの数ある名曲の中から、特にSaucy Dogの代表曲として愛される10曲を厳選し、それぞれの魅力と背景をご紹介しました。彼らの音楽は、石原慎也の切なくも力強い歌声と、日常のリアルな感情を飾らない言葉で表現した歌詞、そしてエモーショナルなバンドサウンドで、常にリスナーの心を深く揺さぶり続けています。

Saucy Dogの楽曲は、恋愛の痛みや喜び、友情、そして人生の葛藤といった普遍的な感情を、飾らない言葉とメロディで表現することで、多くのリスナーが共感し、心の支えとなっています。彼らは、リスナーにとって単なるバンドではなく、心の奥底にある感情を代弁し、そっと寄り添ってくれるような存在です。これからもSaucy Dogの音楽は、私たちの日常に彩りを与え、愛され続けることでしょう。まだ聴いたことのない曲があれば、ぜひこの機会にSaucy Dogの深く、そして温かい音楽の世界に足を踏み入れてみてください。きっとあなたの心にも響く一曲が見つかるはずです!

Mr.Lyric 編集部

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