奥田民生

【奥田民生の代表曲10選】多くの人に愛される名曲・人気曲を紹介

奥田民生さんの音楽は、その飄々とした佇まいからは想像もつかない、骨太なロックサウンドと、日常の中に潜むユーモアやペーソスを独特の視点で描いた歌詞で、多くの人々を魅了し続けています。ユニコーンでの活動はもちろん、ソロとしても数々のヒット曲を生み出してきました。
本記事では、奥田民生の代表曲として広く知られるヒット曲から、彼の音楽的魅力を語る上で欠かせない楽曲まで、厳選した10曲の魅力と背景を深掘りしてご紹介します。

奥田民生について

奥田民生さんは、1965年生まれの広島県出身のシンガーソングライター、ギタリスト、音楽プロデューサーです。1987年にロックバンド「ユニコーン」のボーカリストとしてデビューし、バンドブームを牽引しました。1993年のユニコーン解散(活動再開は2009年)後、1994年にシングル「愛のために」でソロデビュー。

彼の音楽は、ロックンロール、ブルース、R&Bなど多様なジャンルを融合させた独自のサウンドが特徴です。飾らない言葉で、日常の出来事や感情をユーモラスかつシニカルに表現する歌詞は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。卓越したギタープレイと、飄々とした歌声も彼ならではの魅力です。ライブでは、その独特の空気感と、観客を魅了するパフォーマンスで、多くのファンを熱狂させています。

奥田民生の代表曲10選

ここからは代表曲を10曲紹介していきます!

愛のために

1994年にリリースされたソロデビューシングル「愛のために」は、奥田民生を一躍ソロアーティストとして確立させた代表曲です。愛する人へのストレートな愛情と、それがもたらす心の変化を歌い上げた、温かくポジティブなラブソング。彼の飾らない歌声と、親しみやすいメロディが多くのリスナーの心を掴みました。ソロアーティストとしての彼の新たなスタートを飾った、まさに奥田民生の代表曲です。

イージュー★ライダー

1996年にリリースされた「イージュー★ライダー」は、HONDA「HR-V」CMソングとして書き下ろされ、奥田民生の代表曲の一つとして広く知られています。「イージーゴーイング」な生き方を歌い上げた、軽快でポジティブなロックナンバーです。聴いているだけで心が弾むようなメロディと、自由を愛するメッセージが特徴で、多くのリスナーの共感を呼びました。ドライブや旅にぴったりの、まさに奥田民生の代表曲です。

さすらい

1998年にリリースされたシングルです。「さすらい」とは「あてもなくさまよう」という意味ですが、この曲は人生という旅路をテーマに、「さすらおう この世界中を ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を」と、聴く人の背中を押すメッセージが込められています。

飾らない言葉とメロディが、人生を謳歌する奥田民生さんの生き方そのものを表しているとも言える楽曲です。奥田さん自身が「最初から『これ、いいのできた!』と思えた曲はこの曲だけ」と語るほど、高い完成度を誇る名曲であり、多くのアーティストにカバーされています。

マシマロ

2000年にリリースされた「マシマロ」は、奥田民生らしいユーモアと、甘い恋の歌が融合した楽曲です。好きな人への甘い気持ちを「マシュマロ」になぞらえて歌い上げた、ポップで可愛らしいラブソング。彼のどこか照れくさそうな歌声と、遊び心あふれる歌詞が特徴で、多くのリスナーを笑顔にしました。奥田民生の持つ親しみやすい魅力が凝縮された、まさに奥田民生の代表曲です。

ありがとう

奥田民生さんと井上陽水さんによるユニット、井上陽水奥田民生(陽水と民生)が1997年にリリースしたシングル曲です。サッポロビール<生>黒ラベルのCMソングとして長年親しまれ、テレビ東京系『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』のエンディングテーマとしても知られています。

軽快で温かみのあるサウンドに乗せ、「ありがとう ありがとう 感謝しよう 微笑んでくれて どうも ありがとう」と、飾らない言葉で日常の中の感謝の気持ちを歌い上げています。ビートルズを彷彿とさせるイントロや、シンプルなロックンロールのエッセンスが詰まった、二人の個性とハーモニーが光る作品です。

花になる

2001年にリリースされたシングルで、「J-PHONE 写メール」のCMソングとして使用されました。軽快なロックンロール調のサウンドが特徴で、爽快感とドライヴ感に満ちたポジティブな応援歌です。

インタビューによると、奥田さんは「格闘家にささげるつもりで書いた」と語っており、歌詞には「魂の男 野に咲く花になる」といった、懸命に生きる“男の魂”を鼓舞するフレーズが並びます。「汗をふいて 涙ふいて いつかなれるんだぜ」と、聴く人にエールを送る、奥田民生さんらしい温かいメッセージが込められた楽曲です。

CUSTOM

2010年にリリースされたアルバム『OTRL』に収録されている「CUSTOM」は、奥田民生の持つロックンロールのルーツを感じさせる楽曲です。自身の音楽に対するこだわりや、「CUSTOM」(カスタム)していくことへの情熱を歌い上げています。力強くアグレッシブなサウンドと、彼の魂のこもった歌声が特徴で、多くのリスナーを熱狂させました。奥田民生の真骨頂が詰まった、まさに奥田民生の代表曲の一つです。

股旅

1998年にリリースされたアルバム『股旅』のタイトル曲「股旅」は、奥田民生が自身の音楽的ルーツや、これまでの道のりを振り返るような楽曲です。旅をする「股旅」のように、自由な精神で音楽を探求していく彼の姿勢が表現されています。ブルージーなサウンドと、彼の渋い歌声が心地よく、多くのリスナーの心を掴みました。奥田民生の音楽的深みが光る、まさに奥田民生の代表曲です。

風は西から

2013年にリリースされたシングルで、奥田民生さんの地元である広島に拠点を置くマツダの企業CMソングとして書き下ろされました。タイトルにある「西」は、広島(西日本)を指しており、故郷へのリスペクトと深い愛情が込められています。

軽快なロックナンバーで、奥田民生さんがすべての楽器を一人で演奏し、「民生節」全開の黄金メロディに乗せて疾走感あふれるサウンドを展開。歌詞のラストには「心はいま赤いぜ」と、自身のルーツである広島東洋カープ愛を盛り込むなど、遊び心と地元愛に溢れた楽曲です。

GOLD

奥田民生さんと同郷(広島出身)の吉川晃司さんが結成した新ユニット「Ooochie Koochie(ウーチークーチー)」の第1弾楽曲として、2025年にデジタルリリースされました。作曲を吉川さん、作詞を奥田さんが担当しています。

吉川晃司さんのルーツである70年代後半のディスコミュージックをイメージした、叙情的でダンサブルなナンバーです。歌詞は、吉川さんが上京せずに20歳前後を「もしも広島で過ごしていたら」という架空の設定で描かれ、黄金山や厳島神社の鳥居(赤いゲート)など、広島の風景を想起させるワードが散りばめられています。

まとめ

本記事では、奥田民生さんの数ある名曲の中から、特に奥田民生の代表曲として愛される10曲を厳選し、それぞれの魅力と背景をご紹介しました。彼の音楽は、その飄々とした佇まいからは想像もつかない、骨太なロックサウンドと、日常の中に潜むユーモアやペーソスを独特の視点で描いた歌詞で、常にリスナーの心を深く揺さぶり続けています。

奥田民生の楽曲は、喜びや悲しみ、葛藤や希望といった普遍的な感情を、その唯一無二の表現力で表現することで、聴く人の心に深く響き、共感と活力を与えてくれます。彼は単なるシンガーソングライターではなく、音楽を通して人々に寄り添い、人生を豊かにしてくれる存在です。これからも奥田民生の音楽は、日本のみならず世界中で輝きを放ち、多くの人々の心に深く刻まれていくことでしょう。まだ聴いたことのない曲があれば、ぜひこの機会に奥田民生の深く、そして味わい深い音楽の世界に足を踏み入れてみてください。

Mr.Lyric 編集部

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