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Mr.Childrenの「水上バス」は、アルバム『SUPERMARKET FANTASY』に収録されています。
「水上バス」は、シンプルなメロディーに乗せて、日常の中のささやかな幸せや、別れの悲しみを描いた楽曲です。
コアなファンからの支持が厚くとても人気のある曲です。
「水上バス」の歌詞考察
歌詞は、大きな川を挟んで暮らす二人の恋人を描いています。
主人公の男性は自転車に乗って桟橋に向かい、水上バスに乗った恋人を待っています。
この設定は、東京の隅田川、浅草から豊洲への水上バスがモデルになっているとされています。
買ったばかりのペダルを
息切らせて漕いでは桟橋へと向かう
深呼吸で吸い込んだ風は
少し石油の匂いがして
その大きな川に流れてた
歌詞の冒頭では、新しいペダルを漕いで桟橋に向かう場面が描かれています。新しい体験への期待感と、日常の中のささやかな幸せが感じられます。「息切らせて漕いでは桟橋へと向かう」という描写は、主人公が目の前の瞬間を楽しんでいる様子を示しています。
君を待ってる 手持ち無沙汰に
ぼんやりした幸せが満ちてく
向こう岸から ゆるいスピードで
近づいてくる水飛沫は君かな?
「君を待ってる 手持ち無沙汰に ぼんやりした幸せが満ちてく」というフレーズは、待ち時間の中で感じる幸福感を表現しています。向こう岸からゆっくりと近づいてくる水上バスに乗った「君」を待つ時間は、主人公にとって特別なものであり、その瞬間を大切にしています。
水上バスの中から僕を見つけて
観光客に混じって笑って手を振る
そんな透き通った景色を
僕の全部で守りたいと思った
「水上バスの中から僕を見つけて 観光客に混じって笑って手を振る」という描写は、二人の関係が日常の一部であることを示しています。主人公は、この透き通った景色を守りたいと強く願っています。この部分は、日常の中でのささやかな幸せがどれほど大切かを伝えています。
君乗せて漕ぐペダルにカーラジオなんてないから
僕が歌ってた
そのメロディーに忍ばせて
いとしさの全部を
風に棚引かせて歌ってた
「この間偶然見つけたんだよ
新しいカフェ きっと気に入るよ」
君と過ごす日のことをいつでも
シミュレートしてこの街で暮らしてるんだ
日常生活の中で、君と過ごす日をシミュレートするくらいに相手のパートナーのことをずっと思っている様子が伝わります。
夕日が窓際の僕らに注ぎ
君は更に綺麗な影を身につける
君への思いが暴れだす
狂おしいほど抱きしめたいと思った川の流れのように
愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる
僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない
「さよなら」を選んだ君はおそらく正しい
「川の流れのように 愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる」という歌詞は、主人公とそのパートナーとの関係性に何か問題が生じたことを描いていると思います。
「僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない」というフレーズは、別れが避けられない現実を受け入れつつも、相手を責めることなく別れを選んだ君を理解しようとする姿勢が見られます。
悲しみが満ちてく
僕は待ってる 今日も待ってる
想い出の中に心を浸して
水上バスの中から僕を見つけて
観光客に混じって笑って手を振る
そんな穏やかな景色を巻き戻すように
川の流れに沿って
ひとりペダルを漕いで
「水上バスの中から僕を見つけて 観光客に混じって笑って手を振る そんな穏やかな景色を巻き戻すように」という部分では、過去の幸福な記憶を巻き戻すように回想する主人公の姿が描かれています。この記憶が、主人公にとってどれほど大切かが伝わってきます。
まとめ
「水上バス」は、幸せな恋愛の始まりから別れまでを、川と水上バスという象徴的な舞台設定を用いて描いた曲です。
豊かな情景描写と繊細な感情表現を通じて、愛の喜びと別れの悲しみを鮮やかに表現しています。
この曲は、恋愛の儚さと美しさを同時に感じさせるような曲となっています。
ぜひ聞いてみて下さい!
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