Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」は、1994年にリリースされたシングルで、アルバム『BOLERO』に収録されています。
Mr.Childrenの代表曲として知られており、多くのファンに支持されています。
曲名である「Tomorrow never knows」というのは様々な解釈ができますが、「明日は明日の風が吹く」という風に筆者は解釈しています。
歌詞の中でも”果てしない闇の向こうに 手を伸ばそう”というフレーズがあるように、先の見えない未来に向かって頑張っていこうというような意味も含まれており、背中を押してくれる1曲です。
本記事ではそんなMr.Childrenの「Tomorrow never knows」について紹介していきます!
「Tomorrow never knows」の歌詞考察
とどまる事を知らない時間の中で
いくつもの移りゆく街並みを眺めていた
幼な過ぎて消えた帰らぬ夢の面影を
すれ違う少年に重ねたりして
無邪気に人を裏切れる程
何もかもを欲しがっていた
分かり合えた友の愛した女でさえも
歌い出しの部分になります。
日々時間が過ぎていく中で、昔に諦めた夢を思い出している様子が読み取れます。
そんな若かりし時に、善悪よりも自分の欲求を満たそうとする過去の自分のことが理解できます。
償うことさえできずに今日も傷みを抱き
夢中で駆け抜けるけれども まだ明日は見えず
勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく
色んなものを抱えながらも未来に向かって突き進む中で、壁にぶち当たったり、孤独になったりしながら葛藤している様子が読み取れます。
勝ち負けというのが明確にある訳でない人生において、自分が抱えている色んな痛みや葛藤とともにこれからも歩んでいくんだという事が読み取れます。
人は悲しいぐらい忘れてゆく生きもの
愛される喜びも 寂しい過去も
今より前に進む為には
争いを避けて通れない
そんな風にして世界は今日も回り続けている
自分の夢や目標を叶えるためには、他人との競争や自分との戦いといった痛みは避けることができないとしています。
果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
誰かの為に生きてみても oh oh Tomorrow never knows
心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ
「果てしない闇の向こうに 手を伸ばそう」というフレーズは、先の見えない未来への希望を描いています。
「誰かの為に生きてみても Tomorrow never knows」という部分では、他者のために生きることの意義を歌っています。
優しさだけじゃ生きられない
別れを選んだ人もいる
再び僕らは出会うだろう
この長い旅路のどこかで
果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
癒える事ない傷みなら いっそ引き連れて
少しぐらい はみだしたっていいさ oh oh 夢を描こう
誰かの為に生きてみたって oh oh Tomorrow never knows
心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ
人生という旅路の中で、先の見えない不安や孤独との闘いなど大変なことが多い中でも、曲名の和訳でもある「明日は明日の風が吹く」の精神で、自分のために・人の為に、心ゆくまま自分の人生を切り開いていこうというメッセージが込められています。
まとめ
「Tomorrow never knows」で一番伝えたいメッセージというのは、曲名の和訳にもある通り「明日は明日の風が吹く」だと思います。
資本主義社会・競争社会で夢や目標を追う中で、他者との争いや自分との戦いで疲弊し、不安にさいなまれることもあるが、先の見えない未来もなんとかなる精神で突き進んでいこうというメッセージは聞く人のあと押しをしてくれます。
ぜひ聞いてみて下さい!
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