Mr.Children「終わりなき旅」 の歌詞考察!人生はもっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅

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終わりなき旅は1998年10月21日に発売されたMr.Childrenの15番目のシングルです。

1997年に実施していたツアー『Mr.Children TOUR ”REGRESS OR PROGRESS” ‘96~97’』のツアーファイナルとなる1997年3月23日の東京ドーム公演をもって活動休止し、約1年半後の1998年10月21日に15枚目のシングルとして「終わりなき旅」をリリースし、音楽活動を本格的に開始しました。

活動休止については明確な理由が明かされておらず、様々な憶測がありますが、1993年にリリースした「CROSS ROAD」でブレイクを果たし、1994年からの数年間で「innocent world」や「Tomorrow never knows」「名のなき詩」など、今でも多くの人に愛されているヒットチャートを連発し多忙を極めていたタイミングでの活動休止となりました。

「終わりなき旅」は、アーティストとして一気に日本トップに上り詰め多くの経験を積んできたMr.Childrenが、活動休止期間を経てリリースした1曲であり、この曲に多くのメッセージが詰まっていると思いますし、今でも多くの人の背中を押している曲だと思います。

今回はそんな名曲である「終わりなき旅」の歌詞について解説していきます。

終わりなき旅の歌詞はこちら

終わりなき旅について

まずは「終わりなき旅」について簡単に紹介します。

前述した通り、「終わりなき旅」はMr.Childrenの15枚目のシングルであり、活動休止後の1998年10月21日にリリースされました。

また、1999年2月3日にリリースされた7番目のアルバム「DISCOVERY」にも収録されています。

オリコンチャートでは、初週に51.6万枚、累計売上は107万枚を記録し、Mr.Childrenにとって最後のシングルミリオンセラー作品となっています。

歌詞の考察

それでは早速、歌詞の考察をしていきます。
あくまで筆者の独自の解釈になるので、参考にしてみて下さい。

息を切らしてさ 駆け抜けた道を
振り返りはしないのさ
ただ未来だけを見据えながら 放つ願い
カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
また光と影を連れて 進むんだ

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

これまで必死に進んできた道(≒過去)を振り返らず、未来だけを見据えながら進むんだといういきなり強いメッセージから始まります。

ここで”カンナ”という単語が出ていますが、”カンナ”には2つの意味が含まれていると言われています。

一つ目が、木材を削る”カンナ”の意味です。
自分の身を削って必死に生きていくんだということを読み取れます。

二つ目は、植物の”カンナ”の意味です。
カンナという花があり、花言葉は”情熱”と言われています。

歌い出しから力強いメッセージが伝わるし、奥が深いですよね。

大きな声で 声をからして 愛されたいと歌っているんだよ
「ガキじゃあるまいし」自分に言い聞かすけど また答え探してしまう

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

自分の夢や目標に向かって、成功したい、有名になりたい、もっと自分の人生をより良いものにしたいと思い続けながら自分の人生を歩み続ける様子を、とにかく必死で声をからして愛されたいと歌っているんだよと例えています。

その中でどうしても上手くいかない事もたくさんあったり、大人になるにつれて夢を諦めかけたり、もっと現実を見ないといけないと感じ始めるけど、それでも夢や目標に向かって進もうとしている様子”「ガキじゃあるまいし」自分に言い聞かすけど また答え探してしまう”で読み取ることができます。

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっと きっとって 僕を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

多くの人が聞いたことがあると思います。サビの部分ですね。

前の歌詞で、大人になるにつれて現実を見て夢をあきらめそうになるけど、それでもまだ突き進むんだというメッセージがあった上で、夢や目標は遠いけど、きっと大丈夫、上手くいくと自分に言い聞かせて頑張るんだというメッセージが含まれています。

人生は”もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅”ですね

誰と話しても 誰かと過ごしても 寂しさは募るけど
どこかに自分を必要としてる人がいる
憂鬱な恋に 胸が痛んで 愛されたいと泣いていたんだろう
心配ないぜ 時は無情な程に 全てを洗い流してくれる

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここから2番ですね。

家族や友人と楽しい時間を過ごしても、「本当に自分は必要とされているのか?」と寂しくなることもあると思いますが、そこを”どこかに自分を必要としている人がいる”と励ましてくれています。

また、失恋など憂鬱な恋も時間が全て解決してくれると、Mr.Childrenからの励ましのメッセージですね。

難しく考え出すと 結局全てが嫌になって
そっとそっと 逃げ出したくなるけど
高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな
まだ限界だなんて認めちゃいないさ

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここは聞いたことがある人も多いと思います。

”高ければ高い壁の方が登った時気持ちいもんな まだ限界なんて認めちゃいないさ”

という歌詞は多くの人が聞いたことあると思います。

夢や目標に向けて頑張っている人の背中を後押ししてくれるメッセージです。

時代は混乱し続け その代償を探す
人はつじつまを合わす様に 型にはまってく
誰の真似もすんな 君は君でいい
生きる為のレシピなんてない ないさ
息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ
ただ未来へと夢を乗せて

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

”誰の真似もすんな 君は君でいい 生きるためのレシピなんて無いさ”

変化が激しい現代において、自分の道を信じて突き進む後押しをしてくれる言葉です。

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 君を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう
もっと素晴らしいはずの自分を探して
胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
いつも今日だって僕らは動いてる
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

<出展>終わりなき旅/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ライブでは一番盛り上がるところですね。

これまで何かしら成功体験を積んだ経験がある人は、その成功体験の喜びだけでなく、そこに到達するまでの辛さも知っていると思います。

夢や目標に向かって進んでいく中で、必ずしも良いことばかりではないけど、そういった不安や迷い、しんどい経験も、後で振り返った時にいい経験だった、プラスの力に変わるように、必死に今を生きるんだというメッセージを感じることができます。

改めて思いますが、「終わりなき旅」は夢や目標に向かって頑張る全ての人を後押ししてくれる曲ですね。

まとめ

終わりなき旅は、夢や目標に向かって頑張るすべての人に聴いて欲しい曲です。

  • 壁は高ければ高い壁の方が登った時気持ちいい。挑戦しよう
  • 人生のレシピは存在しない。誰の真似もしなくてもいい
  • 人生は、もっと素晴らしいはずの自分を探す終わりなき旅である

曲全体的に多くのメッセージが込められていますが、筆者的に伝えたいメッセージは大きくこの3つに分けられると思います。

終わりなき旅は、色んなライブで演奏されているかと思いますが、東日本大震災のタイミングの2011年のライブツアー ”SENSE in the field”での圓窓が、桜井さんの魂がこもっていて個人的には大好きです。

ライブによってアレンジが異なるので、ぜひ色んなライブverの終わりなき旅を聞いてみて下さい。

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