「fanfare」は2009年12月2日に発売されたMr.Childrenとしては2番目の配信限定シングルであり、16番目のアルバム「SENSE」にも収録されています。
また、ワンピースの映画の主題歌にもなっていることから聞いたことがあるという人も多いと思います。
本記事では、そんな「fanfare」の歌詞について紹介していきます!
「fanfare」の歌詞考察
悔やんだって後の祭り
もう昨日に手を振ろう
さぁ 旅立ちのときは今
重たく沈んだ碇を上げ
「悔やんだって後の祭り もう昨日に手を振ろう」という冒頭のフレーズは、過去の失敗や後悔を振り切り、新たなスタートを切る決意を示しています。続く「旅立ちのときは今 重たく沈んだ碇を上げ」という部分では、船の比喩を用いて、新しい航海への準備が整ったことを象徴しています
congratulations! 今胸に高鳴るファンファーレ!
もう色彩階調(gradation)は無限で脳に紙吹雪よ舞え!覚悟なき者は去れ
あてどない流浪の旅
Nobody knows 航海の末路
「congratulations! 今胸に高鳴るファンファーレ!」という歌詞は、新たな挑戦への祝福と期待を表しています。ファンファーレは、勝利や出発を祝う音楽であり、この部分で主人公の心が高鳴っている様子が描かれています。無限の色彩階調が脳内に舞う紙吹雪として表現されており、明るい未来への希望が感じられます。
例えて言うとすれば 僕はパントマイムダンサーです
見えもしねえもんを掴んで天にも昇った気になってやがて風船が割れ
独り悲しい目覚め
そんな日でも
懲りずに「ヨウソロ」を。。。
ちょっと待ってと言われたって
どっち行くんだと問われたって
「答えはいつも風の中」にあるんですって
いつの間にか大人になって
うっかりして真面(まとも)になって
失った宝物を探しに行こう!
「ちょっと待ってと言われたって どっち行くんだと問われたって」と続く部分では、進むべき方向に迷いを感じることが描かれています。しかし、「答えはいつも風の中」にあるというフレーズは、最終的には自分自身の内なる声や直感に従うことの重要性を示唆しています。
吹き荒れるよ 今日も見通しの悪い海原で
みんな悪戦苦闘してるんだ 独りじゃないぞ 頑張れ!
歓喜の裏側で
誰かが泣く運命
それが僕でも
後悔はしないよ
「僕はボクさ」と主張をしたって
僕もボクをよく知らなくて
ぐるぐる自分のしっぽを追いかけ回して
ひょっとしたらあなたの瞳に
いつか出会った本当の僕が
迷い込んでやしないかなぁ?
って探してみる
「僕はボクさ」と主張しつつも、自分自身をよく知らないという歌詞は、自己探求と成長の過程を表しています。自分の本当の姿を見つけるために、旅を続ける姿勢が描かれています。「あなたの瞳で 僕も知らない新しい僕は ぐるぐる旅をしてる」という部分は、他者との関係を通じて自分自身を発見するプロセスを示しています。
まるで袋のネズミ
自分で自分を追い込んでた
さぁ 旅立ちのときは今
重たく沈んだ碇を上げ
悔やんだって後の祭り
もう昨日に手を振ろう
さぁ 旅立ちのときは今
風をよんでデカい帆をはれ!
曲の最後には再び「旅立ちのときは今 風をよんでデカい帆をはれ!」と、新しい挑戦への意志が強調されます。風を呼んで帆を張ることは、外部の力を利用して前進することを意味し、困難を乗り越えて進む決意が込められています。
ちょっと待ってと言われたって
どっち行くんだと問われたって
「答えはいつも風の中」にあるんでしたっけ!?
きっと今日もあなたの瞳で
僕も知らない新しい僕は
ぐるぐる旅をしてる
いつか誰もが大人になって
ちゃっかりした大人になって
失った宝物を探しに行こう!
まとめ
「fanfare」は、過去の後悔を振り払い、希望を持って未来に向かう姿勢を描いた楽曲です。Mr.Childrenのエネルギッシュなサウンドと力強いメッセージが、聴く者に勇気と希望を与える一曲です。この歌詞考察を通じて、曲が持つ多層的な意味と感動を感じ取っていただければ幸いです。
この楽曲が描く旅立ちの決意と前向きな姿勢を感じ取り、日々の生活の中での支えとなることを願っています。
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