Mr.Childrenの約300曲の中から失恋ソングを紹介していきます。
Mr.Childrenの楽曲の中には「名もなき詩」や「しるし」など、ラブソングが多くありますが、実は失恋ソングも多くあります。
もちろんMr.Childrenの曲は、人によっては解釈が異なるところもあると思いますが、ここからは完全なる筆者の独断と偏見で、切ない順にランキング形式で発表していきます。
第10位 渇いたkiss
第10位は、Mr.Childrenの10枚目のアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」に収録されている「渇いたkiss」です。
誰かが禁断の実摘み取り
<出典>渇いたkiss/Mr.Children 作詞:桜井和寿
再び次の果実が実る
揺るぎのない決心に凍り付く顔
力のない瞳が映すのは
僕という過去なんだ
誰かが禁断の実摘み取り、再び次の果実が実るという事は、誰か違う男が自分の彼女を奪ってしまったこと、つまり浮気が発覚したことを指しています。
その真実が明らかになった時の彼女の顔には悪気もなくゆるぎない決心が感じられ、もう自分はフラれたのかと、なんとなく勘づいていたけどとうとう僕は彼女にとって過去の人なんだということが描かれており、非常に切ない失恋ソングとなっています。
ある日君が眠りに就く時
<出典>渇いたkiss/Mr.Children 作詞:桜井和寿
誰かの腕に抱かれてる時
生乾きだった胸の瘡蓋がはがれ
桃色のケロイドに変わればいい
時々疼きながら
平気な顔をしながら
瘡蓋(かさぶた)というのは、ケガをした時に出来るものだと思いますが、その瘡蓋(かさぶた)がはがれ傷跡が残ればいいとしています。
つまり、浮気して自分を振った彼女に対して、自分を振ったことを後悔させてやる(ケロイド・傷跡として残ればいい)という心情になっています。
内心悔しい思いをしているが、平然としながら自分を保とうとしている切ない失恋ソングになります。
第9位 my life
第9位は、Mr.Childrenの3枚目のアルバム「Versus」に収録されている、「my life」になります。
62円の値打ちしかないの?
<出典>my life/Mr.Children 作詞:桜井和寿
僕のラブレター
読んだのなら
返事ぐらいくれてもいいのに
ちょっぴりうぬぼれてた僕も
<出典>my life/Mr.Children 作詞:桜井和寿
ついにフラれた
いい事ばっかある訳ないよ
それでこそ my life
62円というのは、昔郵送にかかっていた切手代のことですね。
自分の想いを伝えるも、それが一方通行となり恋が実らなかったという事が理解できます。(返事が返ってきてたら124円ですからね)
それでも、いい事ばっかりある訳ない、それでこそ人生であるとしており、Mr.Childrenの中でもかなり初期の頃のピュアな失恋ソングとなっています。
第8位 常套句
第8位は、Mr.Childrenの17枚目のアルバム「(an imitation)blood orange」に収録されている「常套句」です。
君に会いたい 君に会いたい
<出典>常套句/Mr.Children 作詞:桜井和寿
何していますか 気分はどう
君に会いたい 君に会いたい
愛しています 君はどう
君に会いたい 君に会いたい
愛しています
ここまで自分の抑えきれない想いをシンプルに歌に乗せている曲はMr.Childrenの曲の中でも珍しいのではないでしょうか。
なかなか自分の想いは届かないけど、それでも自分は一途に相手の事を想っているという事が伝わります。
MVもおすすめです。
第7位 CANDY
第7位は、Mr.Childrenの12番目のアルバム「I♡U」に収録されている「CANDY」です。
この曲では、恋心をキャンディーに例えており、曲中に”甘酸っぱいキャンディー”と”ほろ苦いキャンディー”が登場します。
叶わないと分かっていながらも片思いを続ける中での主人公の葛藤が描かれています。
CANDYに関しては、非常に奥が深く、詳しい内容は以下の記事で解説しているのでぜひ読んでみて下さい。
第6位 Over
第6位は、Mr.Childrenの12番目のアルバム「Atomic Heart」に収録されている「Over」です。
付き合っていた頃は、彼女のマイナスな部分ですらも愛していたのに、気が変わって他の男のところにいった彼女を責めても現実は何も変わらない。
もし何処かで偶然出会っても、今以上に綺麗になっていないで欲しい。
この言葉にならない悲しみのトンネルを潜り抜けようと歌詞で述べられており、Mr.Childrenの中でも代表的な失恋ソングとなっています。
第5位 Another Story
第7位は、Mr.Childrenの13番目のアルバム「HOME」に収録されている「Another Story」です。
ごめんねって言葉 君は聞き飽きてるんじゃないかな?
<出典>Another story/Mr.Children 作詞:桜井和寿
どんな風に言えば 優しい君は戻ってくるかな?
よく出かけた公園をバスは今通過中
何時かの君が横切る
ごめんねって言葉 君は聞き飽きてるんだろうけど
<出典>Another story/Mr.Children 作詞:桜井和寿
誤解がしょうじないように 簡潔に伝えられぬもんかなぁ
浮気など、きっと彼女にとって悪いことをしてしまった僕は、彼女に対して必死に謝っているんだと思います。
しかし別れを切り出されてしまい、もうどうしようもできない僕の想いが曲中で描かれています。
まさに2人の話しではなく、2人が別れた後の僕だけの心情や想いを描いた話なのでAnother Storyなんですね
第4位 himawari
第7位は、Mr.Childrenの19番目のアルバム「重力と呼吸」に収録されている「himawari」です。
映画「君の膵臓を食べたい」の主題歌で、愛する人との別れが近づいているのが分かっているけど、残りの人生を涙で過ごすのではなく、共に思い出を作っていこう、そして死ぬまで絶対に忘れないといった意味が込められており、映画と一緒に見ることで大号泣できます。
また、桜井さんの作詞作曲の才能がぶちまかれている曲なので、ぜひ曲全体を通して聞いてみて下さい。
第3位 水上バス
第7位は、Mr.Childrenの15番目のアルバム「SUPERMAEKRT FANTASY」に収録されている「水上バス」です。
「この間偶然見つけたんだよ 新しいカフェきっと気に入るよ」
<出典>水上バス/Mr.Children 作詞:桜井和寿
君と過ごす日のことをいつでも
シミュレートしてこの街で暮らしているんだ
夕日が窓際の僕らに注ぎ
<出典>水上バス/Mr.Children 作詞:桜井和寿
僕は更にきれいな影を身につける
君への想いが暴れだす
狂おしいほど抱きしめたいと思った
川の流れのように愛は時に
<出典>水上バス/Mr.Children 作詞:桜井和寿
荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる
僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない
「さよなら」を選んだ君はおそらく正しい
最後の部分で失恋ソングだと理解できます。
日々の生活の中で、好きな人と過ごし日々をシミュレートするくらいにずっと好きな人のことを思い続けている主人公の事が理解できます。
第2位 いつの日にか二人で
第2位は、Mr.Childrenの2番目のアルバム「Kind of Love」に収録されている「いつの日にか二人で」です。
あの人からすれば僕は
<出典>いつの日にか二人で/Mr.Children 作詞:桜井和寿
年下の dearest friend
一度だけの甘いkissも
忘れたふりして
dearest friendというのは親しい友人という意味ですね。
先輩のことが好きなんだけれども、先輩から見れば僕はただの友人であるとしていて、切ない片思いの曲となっています。
第1位 ゆりかごのある丘から
第1位は、Mr.Childrenの5番目のアルバム「深海」に収録されている「ゆりかごのある丘から」です。
あまり一般的には知られていない曲かもしれませんが、めちゃくちゃ切ない名曲です。
1番では、主人公が戦場に行く前の彼女との思い出が回想されています。
しかし、2番以降で、主人公が戦場に行っている間にその彼女が違う男の女になってしまっているという話だという事が分かります。
それを踏まえた上で最後
一度だけ君がくれた手紙を読み返したら
<出典>ゆりかごのある丘から/Mr.Children 作詞:桜井和寿
気付けなかった寂しさが降ってきて
ごめんねとつぶやいても もうどうなる訳でもなく
切なさがギュッと胸を締め付ける
Ah 僕が戦場に行っているその間
君は違う誰かの腕の中
そして僕は一人
非常に切ない失恋ソングです。
まとめ
ここまでMr.Childrenの失恋ソングをランキング形式で紹介してきました。
ラブソングに関しては以下の記事で紹介しているので、そちらも併せて読んでみて下さい。
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