紅白歌合戦

【2016年/平成28年】第67回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

2016年12月31日に放送された第67回NHK紅白歌合戦は、2010年代後半に差しかかり、日本の音楽シーンや年末の過ごし方がさらに多様化していく中で行われた大会です。音楽は配信や動画を通じて日常のあらゆる場面に入り込み、個人ごとに異なる楽しみ方が当たり前になっていました。一方で、大晦日の夜だけは家族や身近な人と同じ番組を観ながら一年を締めくくるという習慣が、今もなお多くの人に大切にされています。第67回は、そうした「分散する日常」と「集約される年末」の対比がよりはっきりと感じられる、2016年らしい紅白歌合戦となりました。

第67回紅白歌合戦の概要

第67回NHK紅白歌合戦は2016年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送によって全国に中継されました。60回台後半に入った紅白歌合戦は、国民的番組としての役割を維持しつつ、その年の話題や音楽シーンを強く意識した構成が特徴となっています。紅組・白組に分かれた出場歌手が、その年を象徴する楽曲を披露していく基本スタイルは変わらず、世代やジャンルを越えた音楽が一つの舞台に集う点は、この年も紅白ならではの魅力でした。この回の勝敗は白組の勝利となっており、結果も含めて、年末らしい余韻を残す形で番組は幕を閉じています。

第67回紅白歌合戦が開催された2016年の出来事

2016年の日本は、社会や暮らしの中で「変化」と「安定」が同時に意識される一年でした。新しい技術や価値観が次々と生まれる一方で、人々は身近な日常やつながりの大切さを改めて感じるようになっていきます。音楽の世界でも、ヒット曲はテレビの枠を超えて広がり、個人の記憶や生活と結びつく存在として受け止められていました。その一方で、演歌や歌謡曲は人生や人情を描く音楽として変わらぬ支持を集め、世代を超えて親しまれ続けています。こうした時代背景の中で放送された紅白歌合戦は、一年を振り返り、気持ちを整えて新しい年へ向かうための大切な時間となっていました。

第67回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

第67回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第67回NHK紅白歌合戦(2016年) 出場歌手・曲目一覧

※第67回は2016年(平成28年)12月31日に放送されました。

紅組歌手(優勝) 紅組曲目 白組歌手 白組曲目
PUFFY(初) PUFFY 20周年紅白スペシャル 関ジャニ∞ ズッコケ男道 ~紅白で夢を歌おう~
E-girls DANCE WITH ME NOW! AAA ハリケーン・リリ、ボストン・マリ
欅坂46(初) サイレントマジョリティー 三山 ひろし 四万十川 ~けん玉大使編~
miwa 結 -ゆい- 山内 惠介 流転の波止場 ~究極の貴公子編~
天童 よしみ あんたの花道 Sexy Zone よびすて 紅白 '16
市川 由紀乃(初) 心かさねて SEKAI NO OWARI Hey Ho from RPG
香西 かおり すき ~真田丸スペシャルVer.~ 三代目 J Soul Brothers Welcome to TOKYO
椎名 林檎 青春の瞬き -FROM NEO TOKYO 2016- 福田 こうへい 東京五輪音頭
絢香 三日月 郷 ひろみ 言えないよ
水森 かおり 越後水原 ~白鳥飛翔~ V6 Smile!メドレー
いきものがかり SAKURA ゆず 見上げてごらん夜の星を ~ぼくらのうた~
乃木坂46 サヨナラの意味 RADWIMPS(初) 前前前世 [original ver.]
島津 亜矢 川の流れのように 福山 雅治 2016スペシャルメドレー
西野 カナ Dear Bride RADIO FISH(初) PERFECT HUMAN
AI みんながみんな英雄 桐谷 健太(初) 海の声 ~みんなの海の声バージョン~
AKB48 夢の紅白選抜SPメドレー 五木 ひろし 九頭竜川
Perfume FLASH KinKi Kids(初) 硝子の少年
大竹 しのぶ(初) 愛の讃歌 星野 源
坂本 冬美 夜桜お七 TOKIO 宙船(そらふね)
松田 聖子 薔薇のように咲いて 桜のように散って X JAPAN
高橋 真梨子 ごめんね… THE YELLOW MONKEY(初) JAM
宇多田 ヒカル(初) 花束を君に 氷川 きよし 白雲の城
石川 さゆり 天城越え 嵐×紅白スペシャルメドレー

特別企画・企画コーナー

企画名 内容
紅白 HALFTIME SHOW 渡辺 直美・ピコ太郎によるパフォーマンス。
「シン・ゴジラ」コラボ 映画『シン・ゴジラ』とのコラボレーション企画。ゴジラがNHKホールに襲来しました。

まとめ

第67回NHK紅白歌合戦は2016年の大晦日に放送され、多様化が進む2010年代後半の日本社会において、紅白歌合戦が果たしていた役割を改めて感じさせる大会となりました。音楽の楽しみ方が人それぞれに分かれていく中でも、紅白歌合戦は世代や立場を超えて同じ時間を共有できる年末の象徴として、多くの人に寄り添い続けていました。森進一、五木ひろし、北島三郎をはじめとする時代を代表する歌手たちが集結したこの第67回は、紅白歌合戦が「時代の変化とともに歩み続ける年末の風景」であることを、改めて実感させる一回と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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