紅白歌合戦

【2004年/平成16年】第55回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

2004年12月31日に放送された第55回NHK紅白歌合戦は、21世紀に入って数年が経過し、日本社会や音楽シーンが一段と落ち着きと広がりを見せ始めた中で行われた大会です。インターネットや携帯電話はすでに生活の一部となり、人々の情報の受け取り方や音楽との距離感も大きく変化していました。一方で、年末という特別な時間に家族や身近な人と紅白歌合戦を観ながら一年を振り返るという過ごし方は、今もなお多くの家庭で受け継がれています。第55回は、そうした「変わりゆく日常」と「変わらない年末」が自然に共存していた時代の空気を、穏やかに映し出した紅白歌合戦と言えるでしょう。

第55回紅白歌合戦の概要

第55回NHK紅白歌合戦は2004年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送によって全国に中継されました。50回を超えた紅白歌合戦は、長年にわたって築かれてきた国民的番組としての安定感を保ちつつ、時代の変化を取り込みながら放送されています。紅組・白組に分かれた出場歌手が順番に登場し、その年を代表する楽曲を披露していくという基本構成は変わらず、多様なジャンルの音楽が一つの舞台に集う点は、紅白歌合戦ならではの魅力となっていました。この回の勝敗は白組の勝利となっており、年末の恒例行事として多くの視聴者に親しまれていたことがうかがえます。

第55回紅白歌合戦が開催された2004年の出来事

2004年の日本は、社会や暮らしの中で「変化」が特別なものではなく、日常の一部として受け止められるようになっていた年でした。人々は自分に合った情報や娯楽を選び取りながら生活するようになり、音楽の楽しみ方も多様化していきます。J-POPは引き続き高い人気を誇り、若い世代を中心に新しいアーティストや楽曲が次々と注目を集めていました。その一方で、演歌や歌謡曲も人生や感情を丁寧に描く音楽として、幅広い世代から支持され続けています。こうした背景の中で放送された紅白歌合戦は、異なる世代や価値観を一つの時間と空間に結びつける、年末ならではの役割を果たしていました。

第55回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

第55回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第55回NHK紅白歌合戦(2004年) 出場歌手・曲目一覧

※第55回は2004年(平成16年)12月31日に放送されました。

紅組歌手(優勝) 紅組曲目 白組歌手 白組曲目
上戸 彩(初) 愛のために。 TOKIO 自分のために
モーニング娘。& W(ダブルユー)(初) 2004年 愛・涙・キッス 紅白スペシャル w-inds. 四季
aiko 花風 河口 恭吾(初)
森山 良子 あなたが好きで ジョン・健・ヌッツォ 「新選組!」メイン・テーマ
水森 かおり 釧路湿原 山本 譲二 ふるさとのはなしをしよう
川中 美幸 おもろい女 堀内 孝雄 カラスの女房
BoA QUINCY EXILE Carry On
後藤 真希 & 松浦 亜弥 冬の童謡~メリークリスマス&ハッピーニュー2005年~ nobodyknows+(初) ココロオドル
Every Little Thing 恋文 美川 憲一 納沙布みれん
島谷 ひとみ ANGELUS -アンジェラス- ORANGE RANGE(初) ロコローション
中村 美律子 河内おとこ節 氣志團(初) One Night Carnival
島倉 千代子 人生いろいろ 布施 明 MY WAY
夏川 りみ 涙そうそう 前川 清 そして、神戸
平原 綾香(初) Jupiter ポルノグラフィティ 黄昏ロマンス
大塚 愛(初) さくらんぼ CHEMISTRY 白の吐息
イ・ジョンヒョン(初) Heaven 2004 Ryu(初) 最初から今まで
DREAMS COME TRUE やさしいキスをして Gackt 君に逢いたくて
浜崎 あゆみ Moments ゴスペラッツ(初) ミモザ
藤 あや子 雪荒野 鳥羽 一郎 大阪湾
長山 洋子 じょんから女節 細川 たかし 下北漁歌
一青 窈 ハナミズキ 松平 健(初) マツケンサンバII
和田 アキ子 あの鐘を鳴らすのはあなた ゆず 栄光の架橋
中島 美嘉 朧月夜~祈り さだ まさし 遥かなるクリスマス 紅白歌合戦バージョン
倉木 麻衣 明日へ架ける橋 森 進一 さらば青春の影よ
坂本 冬美 播磨の渡り鳥 北島 三郎
石川 さゆり 一葉恋歌 氷川 きよし 番場の忠太郎
天童 よしみ 男の夜明け 平井 堅 瞳をとじて
小林 幸子 雪椿 五木 ひろし 雪燃えて

特別企画・企画コーナー

企画名 内容
マツケンサンバII 松平 健が初出場し、白組の歌手だけでなく紅組歌手もバックダンサーとして参加してステージを盛り上げました。

まとめ

第55回NHK紅白歌合戦は2004年の大晦日に放送され、21世紀中盤へと向かう日本社会と音楽文化の姿を、穏やかに映し出した大会となりました。音楽の楽しみ方や価値観がますます多様化する中でも、紅白歌合戦は世代や立場を超えて同じ時間を共有できる年末の象徴として、多くの家庭に寄り添い続けていました。森進一、五木ひろし、北島三郎をはじめとする時代を代表する歌手たちが集結したこの第55回は、紅白歌合戦がこれからも「変わらない年末の風景」であり続けることを、静かに感じさせる一回と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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