紅白歌合戦

【1988年/昭和63年】第39回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

1988年12月31日に放送された第39回NHK紅白歌合戦は、昭和という時代の終わりが目前に迫る中で行われた、非常に象徴的な大会です。翌1989年には元号が変わることになるため、この年の大晦日は多くの人にとって「昭和最後の年末」として強く意識されていました。日本社会全体が大きな節目を迎える中、紅白歌合戦はいつもと変わらない形で放送され、その変わらなさこそが視聴者に安心感を与えていました。第39回は、長く続いてきた昭和紅白の集大成として、そして次の時代へと橋渡しをする存在として、特別な意味を持つ回となっています。

第39回紅白歌合戦の概要

第39回NHK紅白歌合戦は1988年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送によって全国に中継されました。番組の基本構成はこれまでの紅白歌合戦と変わらず、紅組・白組に分かれた出場歌手が順番に登場し、その年を代表する楽曲を披露していくスタイルが踏襲されています。長年培われてきた進行や演出は非常に完成度が高く、時代が大きく動こうとしている中でも、紅白歌合戦は変わらぬ年末の風景として視聴者に寄り添っていました。この回の勝敗は白組の勝利となっており、結果発表を含めて、大晦日の恒例行事として多くの家庭で楽しまれていたことがうかがえます。

第39回紅白歌合戦が開催された1988年の出来事

1988年の日本は、昭和という時代の終わりを目前に控え、社会全体が大きな転換期に差しかかっていました。経済は活況を呈し、人々の暮らしは豊かさを実感する一方で、価値観や生き方についても次の時代を意識する空気が広がっていました。音楽の世界では、ポップスやアイドルが若者文化の中心として強い存在感を放ちつつ、演歌や歌謡曲も変わらず支持され、世代ごとに異なる音楽が同時に愛されていました。こうした時代背景の中で放送された紅白歌合戦は、昭和という時代を振り返りながら、新しい時代を迎える前の「区切りの場」として、多くの人の記憶に残る存在となっています。

第39回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

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第39回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第39回NHK紅白歌合戦(1988年) 出場歌手・曲目一覧

※第39回は1988年(昭和63年)12月31日に放送されました。

紅組歌手 紅組曲目 白組歌手(優勝) 白組曲目
中山 美穂(初) Witches 光GENJI(初) 光GENJI'88メドレー
松田 聖子 Marrakech~マラケッシュ~ 少年隊 じれったいね
工藤 静香(初) MUGO・ん・・・色っぽい 男闘呼組(初) DAY BREAK
中森 明菜 I MISSED "THE SHOCK" 近藤 真彦 あぁ、グッと
小泉 今日子 怪盗ルビイ チェッカーズ 素直にI'm Sorry
坂本 冬美(初) 祝い酒 細川 たかし 北緯五十度
ケー・ウンスク(韓国)(初) すずめの涙 堀内 孝雄(初) ガキの頃のように
松原 のぶえ 男なら 新沼 謙治 さよなら橋
和田 アキ子 だってしょうがないじゃない 吉 幾三 酒よ
岸 千恵子(初) 津軽じょんから節 爆風スランプ(初) RUNNER
島田 歌穂(初) オン・マイ・オウン タイム・ファイブ(初) 星に願いを
益田(岩崎)宏美 未成年 TM NETWORK(初) COME ON EVERYBODY '88 FINAL MEGA-MIX
佐藤 しのぶ アヴェ・マリア 加山 雄三 マイ・ウェイ
島倉 千代子 人生いろいろ チョー・ヨンピル(韓国) 恨五百年
大月 みやこ 乱れ花 尾形 大作 いやんなっちゃうナァ
瀬川 瑛子 憂き世川 鳥羽 一郎 男の港
小柳 ルミ子 愛のセレブレイション 菅原 洋一 ラ・クンパルシータ
ちあき なおみ 紅とんぼ 森 進一 京都去りがたし
石川 さゆり 滝の白糸 五木 ひろし 港の五番町
五輪 真弓 Wind and Roses 谷村 新司 群青
小林 幸子 雪椿 北島 三郎 年輪

特別企画・企画コーナー

企画名 内容・出演
光GENJI 初出場。ステージ狭しとローラースケートで駆け巡るパフォーマンスが話題に。
未来の紅白 「未来の紅白」をテーマに、劇団四季のキャストや少年少女合唱団が出演。

まとめ

第39回NHK紅白歌合戦は1988年の大晦日に放送され、昭和という長い時代の終盤を象徴する大会となりました。社会や音楽の在り方が大きく変わろうとする中でも、紅白歌合戦は変わらず一年の締めくくりとして、多くの家庭に寄り添い続けていました。美空ひばりや森進一、五木ひろしをはじめとする昭和を代表する歌手たちが集結したこの第39回は、「昭和紅白の集大成」として、そして次の時代へと受け継がれていく節目の一回として、今なお語り継がれる存在と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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