[Alexandros]

【[ALEXANDROS]の代表曲10選】多くの人に愛される名曲・人気曲を紹介

[ALEXANDROS](アレキサンドロス)の音楽は、川上洋平の英語と日本語を織り交ぜた独特の歌詞と、洗練されたロックサウンド、そしてスタイリッシュなパフォーマンスで、多くの人々を魅了し続けています。

本記事では、[ALEXANDROS]の代表曲として広く知られるヒット曲から、ファンに長く愛される楽曲まで、厳選した10曲の魅力と背景を深掘りしてご紹介します。

[ALEXANDROS]について

[ALEXANDROS]は、川上洋平(Vo./Gt.)、磯部寛之(Ba./Cho.)、白井眞輝(Gt.)、リアド偉武(Dr.)からなる4人組ロックバンドです。2001年に結成され、2010年に「[Champagne]」としてメジャーデビュー。その後、2014年にバンド名を現在の[ALEXANDROS]に改名しました。彼らの音楽の最大の特徴は、洋楽から大きな影響を受けた、洗練されたギターロックサウンドです。

特に、メインソングライターである川上洋平の、流暢な英語と文学的な日本語を組み合わせた歌詞は、彼らならではの独自の世界観を築いています。都会的でクールなイメージを持ちながらも、ライブでは熱いパフォーマンスを繰り広げ、多くのファンを熱狂させています。

[ALEXANDROS]の代表曲10選

ここからは代表曲を10曲紹介していきます!

ワタリドリ

2015年にリリースされた「ワタリドリ」は、アサヒビール「アサヒ ザ・ドリーム」CMソングとして大ヒットを記録し、[ALEXANDROS]の知名度を全国区に押し上げた代表曲です。未来への希望と、新しい場所へと飛び立つ勇気を歌い上げた、疾走感あふれるロックナンバーです。川上洋平の突き抜けるような歌声と、爽やかなメロディが心に響き、多くのリスナーの共感を呼びました。彼らの代表作として、まさに**[ALEXANDROS]の代表曲**中の代表曲です。

閃光

「閃光」は、2021年リリースのシングルで、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌です。一聴すると爽やかなアップテンポのロックナンバーですが、歌詞には「哀しい世界」と「新しい世界」、「死をおびえる過去の自分」との葛藤など、切なさや悲しさが込められています。「Just take one deep breath.」というセリフのようなフレーズや、「新しい世界を紡ぎ出していけ」という言葉が象徴するように、過去の重圧から解放され、未来へ向かう強い意志を表現。映画の世界観とバンドの再構築のテーマがリンクした、疾走感溢れるアンセムです。

Starrrrrrr

「Starrrrrrr」は、2013年リリースの両A面シングル表題曲の一つです。天然炭酸水「GEROLSTEINER」のタイアップ曲であり、炭酸の上昇感を見事にサウンドで表現した、初期のライブ定番曲です。軽快でキャッチーなメロディの中に、「光る夜の下 足が止まった 言葉を失い ただ固まった」という孤独や葛藤が刻まれています。しかし、「何も考えないで思い切って 泣けば良い 誰より笑えば良い」と、ありのままの感情を解放することを肯定。「彷徨って 途方に暮れたって また明日には 新しい方角へ」と、傷つきながらも、自分自身の欲望と歌を刻み続けていくという、バンドの強い決意を表明した楽曲です。

Ash

「Ash」は、2025年9月にデジタルリリースされた楽曲で、TVアニメ『鬼人幻燈抄』第2クールのオープニングテーマです。ダークで重厚感のあるサウンドと、全編英語の歌詞が、170年という途方もない時間を旅する鬼人を描くアニメの世界観と深くマッチしています。この曲は、困難な旅の中で刀を振るう意味を問い続ける主人公の姿に寄り添い、光と闇、そして葛藤を表現しています。重厚なリズムと、メタリックなギターリフが際立つ、ハードでシリアスな世界観を持つロックナンバーです。

風になって

「風になって」は、2021年リリースのベストアルバム『Where's My History?』の収録曲です。軽やかなタイトルとは裏腹に、「いつか」「そのうちに」が口癖になっていた自分との決別を誓う、新たな旅立ちをテーマにした楽曲です。疾走感のあるサウンドに乗せて、過去や後悔に縛られることなく、「風になって」未来へ向かって進んでいく意志を表現しています。これは、バンドが歩んできた歴史を振り返りながらも、常に新境地を目指すという彼らの哲学とも重なるメッセージであり、新たなフェーズへと向かうバンドの決意が感じられるナンバーです。

アルペジオ

「アルペジオ」は、「誰の物でもない『私』」を貫くことの孤独と、そこから生まれる真の自由をテーマにした楽曲です。孤独を「心地が良くって」と肯定し、偽って群れるくらいなら「気ままに1人でいりゃいいよ」と、世間の常識や同調圧力への反骨精神を表明しています。「笑われても、嫌われても守りぬくよ 偽って笑うぐらいなら苦虫潰した表情で睨むよ」という歌詞が象徴するように、孤高の姿勢を貫く強さが描かれています。研ぎ澄まされたサウンドと、内省的かつ攻撃的なメッセージが共存する、バンドの哲学が詰まったナンバーです。

月光ホライズン

「月光ホライズン」は、2019年にリリースされた楽曲です。この曲は、川上洋平が飛行機の中で目にした曖昧な光景と、曖昧な心情が重なって生まれたと語られています。以前は「過去を捨てろ!」という感覚だったバンドが、「あいだにあるモノ(今)」を大切にするという姿勢へとシフトした時期の楽曲であり、「人生の意味」や「ここにいる理由」といった問いを、「正直僕にとってはどうでもよくて」と突き放す達観が描かれています。曖昧さの中で、今をただ生きていくことへの肯定と、それでも心の中に鳴り続ける「青いメロディー」への愛着が込められた、内省的なミディアムチューンです。

あまりにも素敵な夜だから

「あまりにも素敵な夜だから」は、2019年リリースのシングルです。ポップで踊れる楽曲でありながら、歌詞には**「過ちと不安」「生活のリアル」といった痛みが刻まれています。この曲のテーマは、「死にゆく存在だからこそ、今を踊る」という刹那的な生の肯定です。「瞬きほどの命だから」こそ、過ちや傷(揚げ足)を恐れずに「ありのままで足掻(あが)け」と、聴く人を鼓舞します。後悔や喪失感をすべて飲み込み、「あまりにも素敵な夜」という刹那の快楽**にすべてを注ぎ込むという、ロマンチックかつドラマチックな生き様を表現したダンスロックナンバーです。

VANILLA SKY

「VANILLA SKY」は、2023年に[ALEXANDROS]がWurtS(ワーツ)とコラボレーションした楽曲です。この曲は、依存症とダークな世界をテーマにした90年代ゾンビ映画をオマージュしたMVと共に公開されました。川上洋平とWurtSがそれぞれAメロとBメロを制作し、ハイブリッドな才能が融合したロックナンバーとなっています。歌詞のテーマは、「もしあのときこうしていたらどんな人生だっただろう」という過去への問いかけ。それを踏まえ、「こっちに来たことは間違ってなかったよ」と、現在の自分を肯定する清々しさが込められています。アコースティックなストローク感と疾走感が融合した、肩肘張らないロックサウンドが特徴です。

超える

「超える」は、2025年4月に配信リリースされた楽曲で、TVアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の第1クールオープニングテーマとして書き下ろされました。この曲は、単なる他者との勝負ではなく、「私が私を追い抜き去っていく絵」こそが真のゴールであるという、自己との戦いをテーマにしています。

まとめ

本記事では、[ALEXANDROS]の数ある名曲の中から、特に**[ALEXANDROS]の代表曲**として愛される10曲を厳選し、それぞれの魅力と背景をご紹介しました。彼らの音楽は、川上洋平の英語と日本語を織り交ぜた独特の歌詞と、洗練されたロックサウンド、そしてスタイリッシュなパフォーマンスで、常にリスナーを魅了し続けています。

[ALEXANDROS]の楽曲は、喜びや悲しみ、葛藤や希望といった普遍的な感情を、その唯一無二の表現力で表現することで、聴く人の心に深く響き、共感と活力を与えてくれます。彼らは単なるロックバンドではなく、音楽を通して自己を表現し、常に進化し続けるアーティストです。これからも[ALEXANDROS]の音楽は、日本のみならず世界中で輝きを放ち、多くの人々の心に深く刻まれていくことでしょう。まだ聴いたことのない曲があれば、ぜひこの機会に[ALEXANDROS]の深く、そしてクールな音楽の世界に足を踏み入れてみてください。

Mr.Lyric 編集部

音楽が好きな20代男性が運営。 おすすめの音楽教室に関する情報や、様々なアーティストの楽曲や歌詞の紹介など音楽全般に関連する内容について発信しています。 音楽を通して人生を豊かにしていきたい人に向けた情報発信を行う総合音楽メディアです

-[Alexandros]