My Hair is Badは、新潟発の3ピースロックバンドとして、等身大の感情をむき出しにした歌詞と、衝動的で生々しいライブパフォーマンスによって多くのリスナーの心を掴んできました。恋愛の未練や自己嫌悪、どうしようもない感情を真正面から描きながらも、どこか他人事とは思えないリアリティを持っている点が、my hair is badの最大の魅力です。音源だけでも十分に感情を揺さぶられますが、彼らの本領が最も発揮されるのは間違いなくライブの場です。汗だくになりながら叫ぶように歌うボーカル、感情に引きずられるように荒々しく鳴らされるギター、そして最低限の音数で空気を支配するリズム隊。そのすべてが重なったとき、my hair is badの楽曲は“聴くもの”から“体感するもの”へと変わります。ライブDVDは、そんな彼らの一瞬一瞬を切り取った記録であり、ツアーごとに変化していくバンドの成長や覚悟を追体験できる貴重な作品です。この記事では「my hair is bad おすすめ ライブDVD」を探している方に向けて、アリーナクラスの大舞台から、ライブハウスの熱気を閉じ込めた映像まで、特に評価の高い7作品を厳選して紹介していきます。
目次
- 1 1.My Hair is Bad ギャラクシーホームランツアー 2018.3.30,31
- 2 2.My Hair is Bad ファンタスティックホームランツアー 2019.4.16,17 横浜アリーナ
- 3 3.My Hair is Bad ダイナマイトホームランツアー 2022.3.26 国立代々木競技場第一体育館
- 4 4.My Hair is Bad presents アルティメットホームランツアー 2023.2.19 日本武道館
- 5 5.My Hair is Bad presents ファイヤーホームランツアー 2025.1.5 さいたまスーパーアリーナ
- 6 6.My Hair is Bad “one cut of toki-messe”
- 7 7.My Hair is Bad ワンマンライブ at 心斎橋BRONZE(初回盤付属ライブ映像)
- 8 まとめ
1.My Hair is Bad ギャラクシーホームランツアー 2018.3.30,31
ギャラクシーホームランツアーは、my hair is badが一気にシーンの中心へと駆け上がっていく過程を色濃く映し出したライブDVDです。まだ会場との距離感が近く、楽曲の衝動や荒々しさがそのまま空気に反映されているのが印象的です。歌詞の一言一言が観客に突き刺さり、共感と叫びが入り混じった独特の一体感が生まれています。演奏は決して整いすぎておらず、その不安定さこそがmy hair is badらしさとして機能しています。バンドの勢いと若さ、そして感情の爆発を感じたい人にとって、原点的な一本です。
2.My Hair is Bad ファンタスティックホームランツアー 2019.4.16,17 横浜アリーナ
横浜アリーナ公演を収録した本作は、my hair is badが大きな会場でも自分たちのスタイルを貫けることを証明したライブDVDです。アリーナという広い空間でありながら、楽曲の持つ生々しさや感情の距離感は一切薄れていません。むしろ、会場のスケールが増したことで、楽曲が持つ叫びや切なさがより強調されています。演奏面でも安定感が増し、バンドとしての地力の高さがはっきりと伝わってきます。my hair is badが“次の段階”へ進んだ瞬間を記録した重要な作品です。
3.My Hair is Bad ダイナマイトホームランツアー 2022.3.26 国立代々木競技場第一体育館
ダイナマイトホームランツアーは、my hair is badのライブ表現がさらに研ぎ澄まされたことを実感できる一本です。代々木第一体育館という大きな会場でも、感情の温度を下げることなく、観客一人ひとりに語りかけるようなパフォーマンスが展開されています。楽曲の構成や流れも非常に緻密で、ライブ全体が一つの感情の起伏として成立しています。衝動的でありながら、確かなコントロールも感じられる、成熟期に差し掛かったmy hair is badを象徴するライブDVDです。
4.My Hair is Bad presents アルティメットホームランツアー 2023.2.19 日本武道館
日本武道館公演を収録したアルティメットホームランツアーは、my hair is badのキャリアの中でも大きな節目となる作品です。武道館という特別な場所に立ちながらも、彼らの姿勢は一切変わらず、むしろより剥き出しの感情がステージに溢れています。楽曲が持つ痛みや弱さが、観客の人生と重なり合う瞬間が随所に生まれ、ライブ全体に強い余韻を残します。my hair is badが“今この瞬間”を全力で生きているバンドであることを強く感じさせる一本です。
5.My Hair is Bad presents ファイヤーホームランツアー 2025.1.5 さいたまスーパーアリーナ
さいたまスーパーアリーナ公演を収録したファイヤーホームランツアーは、my hair is badがさらにスケールアップした姿を見せた最新世代のライブDVDです。演出や照明は大舞台に相応しいものとなっていますが、パフォーマンスの核にある感情の熱量は決して失われていません。過去の楽曲と新しい楽曲が自然に共存し、バンドの歩みと現在地が明確に示されています。my hair is badがこれからも進み続けることを予感させる、非常に力強い作品です。
6.My Hair is Bad “one cut of toki-messe”
“one cut of toki-messe”は、タイトル通りカット割りを極力排した映像表現が特徴的なライブ作品です。編集に頼らず、ステージ上で起きていることをそのまま記録することで、ライブの臨場感と緊張感が強調されています。楽曲の間に流れる空気や、メンバーの呼吸までもが映像に残されており、まるで会場に立っているかのような感覚を味わえます。my hair is badのライブを“そのまま”体感したい人におすすめの一本です。
7.My Hair is Bad ワンマンライブ at 心斎橋BRONZE(初回盤付属ライブ映像)
心斎橋BRONZEでのワンマンライブ映像は、my hair is badの原点とも言えるライブハウスでの姿を記録した貴重な作品です。観客との距離が極端に近く、感情のやり取りがダイレクトに伝わってきます。演奏は荒々しく、歌声は時に掠れながらも、その不完全さが強烈なリアリティを生み出しています。大きな会場のライブとはまた違った、my hair is badの“素顔”を感じられる映像です。
まとめ
my hair is badのライブDVDは、どの作品にも“感情を誤魔化さない”という一貫した姿勢が貫かれています。会場が大きくなっても、表現が洗練されても、その核にある衝動と痛みは変わりません。「my hair is bad おすすめ ライブDVD」を探している方は、まずはアリーナや武道館公演でバンドの現在地を体感し、その後にライブハウス時代の映像を振り返ることで、彼らの歩みをより深く理解できるでしょう。映像を通して触れるmy hair is badのライブは、きっとあなた自身の感情にも、静かに火をつけてくれるはずです。