紅白歌合戦

【1996年/平成8年】第47回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

1996年12月31日に放送された第47回NHK紅白歌合戦は、1990年代の日本社会が少しずつ落ち着きを取り戻し、人々が「これからの時代」を前向きに見つめ始めた空気の中で行われた大会です。大きな転換期を経て、日常を大切にしながら未来へ進もうとする意識が広がる中、紅白歌合戦は例年通り大晦日の夜に放送され、その変わらぬ存在感で多くの人に安心感を与えていました。第47回は、平成という時代の中で紅白が果たしてきた役割が、より穏やかで確かなものとして定着していたことを感じさせる回です。

第47回紅白歌合戦の概要

第47回NHK紅白歌合戦は1996年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送で全国に中継されました。40回台後半に入った紅白歌合戦は、国民的番組としての完成度をさらに高めており、紅組・白組に分かれた出場歌手が順番に登場し、その年を代表する楽曲を披露するという基本構成は変わらず踏襲されています。進行や演出には長年の経験に裏打ちされた安定感があり、長時間の生放送でありながらも、年末の穏やかな時間帯に自然と溶け込む番組となっていました。この回の勝敗は白組の勝利となっており、結果発表も含めて、平成の年末行事として多くの家庭で親しまれていました。

第47回紅白歌合戦が開催された1996年の出来事

1996年の日本は、社会全体が少しずつ前向きな方向へと意識を切り替え始めた年でした。人々は日常の中にある楽しみや安心を大切にしながら、自分なりの生き方を模索していきます。音楽の世界では、J-POPが幅広い世代に浸透し、テレビやラジオを通じて多くの楽曲が生活の一部として親しまれていました。一方で、演歌や歌謡曲も人生や情感を表現する音楽として根強い支持を集め続けています。こうした背景の中で放送された紅白歌合戦は、世代やジャンルの異なる音楽を一つの舞台に集め、一年を振り返るための大切な時間を提供していました。

第47回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

第47回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第47回NHK紅白歌合戦(1996年) 出場歌手・曲目一覧

※第47回は1996年(平成8年)12月31日に放送されました。

紅組歌手 紅組曲目 白組歌手(優勝) 白組曲目
JUDY AND MARY(初) そばかす ウルフルズ(初) ガッツだぜ!!
相川 七瀬(初) 夢見る少女じゃいられない 小沢 健二 大人になれば
門倉 有希(初) 女の漁歌 TOKIO ありがとう・・・勇気
長山 洋子 ヨコハマ・シルエット 鳥羽 一郎 カサブランカ・グッバイ
TRF LEGEND OF WIND 近藤 真彦 ミッドナイト・シャッフル
中村 美律子 人生そこそこ七十点 吉 幾三 エレジー~哀酒歌~
DREAMS COME TRUE そうだよ RATS&STAR(初) 夢で逢えたら
森高 千里 ララ サンシャイン 郷 ひろみ 2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン
大月 みやこ 夢日記 前川 清 抱きしめて
都 はるみ 好きになった人'96 森 進一 一夜の無言
安室 奈美恵 Don't wanna cry SMAP SHAKE
華原 朋美(初) I'm proud 藤井 フミヤ Another Orion
松田 聖子 あなたに逢いたくて~Missing You~ 玉置 浩二(初) 田園
globe(初) Can't Stop fallin' in Love 米米CLUB 浪漫飛行
杏里 オリビアを聴きながら 南 こうせつ 夢一夜
瀬川 瑛子 笑いじわ 憲三郎&ジョージ山本(初) 浪漫-ROMAN-
森口 博子 視線 美川 憲一 北国夜曲
小林 幸子 越後情話 シャ乱Q いいわけ
由紀さおり 安田祥子 この道 小林 旭 北帰行
和田 アキ子 Mother さだ まさし 案山子
島倉 千代子 ときめきをさがしに 堀内 孝雄 遠くで汽笛を聞きながら
藤 あや子 谷村 新司 愛に帰りたい
石川 さゆり 昭和夢つばめ 細川 たかし 女のしぐれ
伍代 夏子 鳴門海峡 五木 ひろし 女の酒場
坂本 冬美 夜桜お七 北島 三郎 風雪ながれ旅

特別企画・企画コーナー

企画名 内容・出演
キャラクター夢の競演 ウルトラマンティガ、ドラえもん、ピカチュウなどの人気キャラクターが登場。
猿岩石 『電波少年』のヒッチハイクでブレイクした猿岩石がゲストとして出演。

まとめ

第47回NHK紅白歌合戦は1996年の大晦日に放送され、平成という時代の中で紅白歌合戦が果たしていた役割を、穏やかに、そして確かに感じさせる大会となりました。社会や人々の意識が少しずつ前向きに変化する中でも、紅白歌合戦は変わらず一年の締めくくりとして、多くの家庭に寄り添い続けていました。森進一、五木ひろし、北島三郎をはじめとする時代を代表する歌手たちが集結したこの第47回は、「平成紅白」が日本の年末文化として深く根付いていたことを、改めて実感させる一回と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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