紅白歌合戦

【2006年/平成18年】第57回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

2006年12月31日に放送された第57回NHK紅白歌合戦は、21世紀の日本社会や音楽シーンがさらに細分化・多様化していく中で行われた大会です。インターネットや携帯電話はすでに生活の前提となり、音楽の聴き方や情報の得方も人それぞれに大きく分かれていました。その一方で、大晦日の夜に紅白歌合戦を観ながら一年を締めくくるという習慣は変わらず、多くの家庭で続いています。第57回は、変化の激しい時代の中で、紅白歌合戦が「年末の共通言語」として機能し続けていることを、改めて実感させる回となりました。

第57回紅白歌合戦の概要

第57回NHK紅白歌合戦は2006年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送によって全国に中継されました。50回台後半に入った紅白歌合戦は、長年培われてきた国民的番組としての安定感を保ちながら、時代の空気を反映した構成や演出を取り入れています。紅組・白組に分かれた出場歌手が順番に登場し、その年を代表する楽曲を披露していく基本スタイルは変わらず、幅広い世代やジャンルの音楽が一堂に会する点は、この年も紅白ならではの魅力となっていました。この回の勝敗は白組の勝利となっており、年末の恒例行事として多くの視聴者に親しまれていた様子がうかがえます。

第57回紅白歌合戦が開催された2006年の出来事

2006年の日本は、社会や生活のあらゆる場面で「選択する時代」がより鮮明になっていた年でした。情報や娯楽は無数に存在し、人々は自分の価値観や好みに合ったものを主体的に選び取るようになっていきます。音楽の世界でも、J-POPを中心に多様なジャンルが共存し、若い世代から大人まで、それぞれが異なる音楽と日常的に向き合っていました。その一方で、演歌や歌謡曲も人生や情感を描く音楽として根強い支持を集め続けています。こうした背景の中で放送された紅白歌合戦は、異なる世代や価値観を一つの時間に結びつける、年末ならではの役割を果たしていました。

第57回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

第57回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第57回NHK紅白歌合戦(2006年) 出場歌手・曲目一覧

※第57回は2006年(平成18年)12月31日に放送されました。

紅組歌手 紅組曲目 白組歌手(優勝) 白組曲目
mihimaru GT(初) 気分上々↑↑ w-inds. ブギウギ66
BoA 七色の明日 ~brand new beat~ 鳥羽 一郎 兄弟船
長山 洋子 SEAMO(初) マタアイマショウ 紅白ミックス
坂本 冬美 祝い酒 北山 たけし 男の拳
GAM(初)& モーニング娘。 Thanks! 歩いてる 2006 Ambitious/バージョン Aqua Timez(初) 決意の朝に
藤 あや子 雪 深深 細川 たかし 浪花節だよ人生は
伍代 夏子 金木犀 スガ シカオ(初) Progress
平原 綾香 誓い 堀内 孝雄 愛しき日々
大塚 愛 恋愛写真 美川 憲一 さそり座の女2006
香西 かおり 最北航路 ORANGE RANGE チャンピオーネ
夏川 りみ 花(すべての人の心に花を) 布施 明 イマジン
森 昌子 バラ色の未来 前川 清 長崎は今日も雨だった
BONNIE PINK(初) A Perfect Sky ゴスペラーズ ふるさと
石川 さゆり 夫婦善哉 森 進一 おふくろさん
絢香(初) 三日月 WaT 5センチ。
浜崎 あゆみ JEWEL スキマスイッチ ボクノート
中島 美嘉 一色 TOKIO 宙船(そらふね)
aiko ポルノグラフィティ ハネウマライダー
小林 幸子 大江戸喧嘩花 DJ OZMA(初) アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士
アンジェラ・アキ(初) HOME さだ まさし 案山子
水森 かおり 熊野古道 氷川 きよし 一剣
今井 美樹(初) PRIDE 徳永 英明(初) 壊れかけのRadio
和田 アキ子 Mother 秋川 雅史(初) 千の風になって
天童 よしみ いのちの限り コブクロ
倖田 來未 夢のうた 五木 ひろし 高瀬舟
DREAMS COME TRUE 何度でもLOVE LOVE LOVE 2006 SMAP ありがとう
川中 美幸 ふたり酒 北島 三郎 まつり

特別企画・企画コーナー

企画名 内容
DREAMS COME TRUE 「何度でも」と「LOVE LOVE LOVE」をスペシャルメドレーで披露しました。

まとめ

第57回NHK紅白歌合戦は2006年の大晦日に放送され、多様化が進む21世紀の日本社会の中で、紅白歌合戦が果たしている役割を改めて感じさせる大会となりました。音楽の楽しみ方や価値観が人それぞれに分かれていく中でも、紅白歌合戦は世代や立場を超えて同じ時間を共有できる年末の象徴として、多くの家庭に寄り添い続けていました。森進一、五木ひろし、北島三郎をはじめとする時代を代表する歌手たちが集結したこの第57回は、紅白歌合戦がこれからも「変わらない年末の風景」であり続けることを、穏やかに感じさせる一回と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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