紅白歌合戦

【2008年/平成20年】第59回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

2008年12月31日に放送された第59回NHK紅白歌合戦は、2000年代の終盤という時代背景を色濃く映し出した大会です。社会や経済の動きが人々の生活意識に影響を与え、「これから先」を見据えながら一年を締めくくる空気が、年末全体に広がっていました。音楽の楽しみ方はますます多様化し、ヒット曲の生まれ方や広がり方も以前とは大きく変わっています。そうした変化の中でも、大晦日の夜に紅白歌合戦を観ながら一年を振り返るという習慣は変わらず続き、第59回は「時代の節目に寄り添う紅白歌合戦」の存在感を、改めて感じさせる回となりました。

第59回紅白歌合戦の概要

第59回NHK紅白歌合戦は2008年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送によって全国に中継されました。50回台も後半に入り、紅白歌合戦は国民的番組としての役割をより強く意識した構成が取られています。紅組・白組に分かれた出場歌手が順番に登場し、その年を代表する楽曲を披露していくという基本スタイルは変わらず、幅広い世代が楽しめる番組づくりが意識されていました。この回の勝敗は白組の勝利となっており、年末の恒例行事として多くの家庭で自然に受け入れられていた様子がうかがえます。

第59回紅白歌合戦が開催された2008年の出来事

2008年の日本は、社会や経済の動向を通じて、人々が将来について改めて考える機会の多い年でした。日常の中で「安心」や「安定」を意識する場面が増える一方で、音楽や娯楽は心を支える存在として、これまで以上に大切に受け止められていました。音楽の世界では、J-POPを中心に多様なアーティストが活躍し、それぞれの楽曲が個人の感情や生活に寄り添う形で広がっていきます。一方で、演歌や歌謡曲も人生の節目や思いを表現する音楽として、変わらぬ支持を集め続けていました。こうした時代背景の中で放送された紅白歌合戦は、一年を静かに振り返り、次の年へと気持ちを整えるための大切な時間となっていました。

第59回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

第59回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第59回NHK紅白歌合戦(2008年) 出場歌手・曲目一覧

※第59回は2008年(平成20年)12月31日に放送されました。

紅組歌手 紅組曲目 白組歌手(優勝) 白組曲目
浜崎 あゆみ Mirrorcle World 布施 明 君は薔薇より美しい
GIRL NEXT DOOR(初) 偶然の確率 美川 憲一 さそり座の女 2008
伍代 夏子 京都二年坂 北山 たけし 希望の詩
藤岡藤巻と大橋のぞみ(初) 崖の上のポニョ 東方神起(初) Purple Line 〜どうして君を好きになってしまったんだろう?
水森 かおり 輪島朝市 Aqua Timez
秋元 順子(初) 愛のままで… 木山 裕策(初) home
いきものがかり(初) SAKURA キマグレン(初) LIFE
川中 美幸 二輪草 前川 清 東京砂漠
藤 あや子 紅い糸 WaT 36℃
中村 美律子 河内おとこ節 ポルノグラフィティ ギフト
大塚 愛 平井 堅 いつか離れる日が来ても
坂本 冬美 風に立つ 秋川 雅史 千の風になって
Perfume(初) ポリリズム ジェロ(初) 海雪
SPEED White Love(ReTrack) TOKIO 雨傘
青山 テルマ feat. SoulJa(初) そばにいるね 水谷 豊(初) カリフォルニア・コネクション
絢香 おかえり 徳永 英明 レイニー ブルー
倖田 來未 TABOO 五木 ひろし 凍て鶴
アンジェラ・アキ 手紙 〜拝啓 十五の君へ〜 森山 直太朗 生きてることが辛いなら
aiko KissHug 羞恥心 with Pabo(初) 羞恥心〜陽は、また昇る 紅白スペシャル
平原 綾香 ノクターン コブクロ 時の足音
小林 幸子 楼蘭 EXILE Ti Amo
一青 窈 はじめて 北島 三郎 北の漁場
中島 美嘉 ORION Mr.Children(初) GIFT
石川 さゆり 天城越え SMAP この瞬間、きっと夢じゃない 紅白SP
天童 よしみ 道頓堀人情 森 進一 おふくろさん
和田 アキ子 氷川 きよし きよしのズンドコ節

特別企画・企画コーナー

企画名・出演 内容・曲目
宮沢 和史 in GANGA ZUMBA & THE BOOM 島唄 〜ブラジル移民100周年 紅白スペシャル・バージョン〜

まとめ

第59回NHK紅白歌合戦は2008年の大晦日に放送され、2000年代の終盤という節目の年末を彩る大会となりました。社会や価値観が大きく揺れ動く中でも、紅白歌合戦は世代や立場を超えて同じ時間を共有できる年末の象徴として、多くの家庭に寄り添い続けていました。森進一、五木ひろし、北島三郎をはじめとする時代を代表する歌手たちが集結したこの第59回は、紅白歌合戦が「時代に寄り添い続ける年末の風景」であることを、改めて実感させる一回と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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