紅白歌合戦

【2017年/平成29年】第68回 紅白歌合戦 出場アーティスト・演奏曲をまとめて紹介!

2017年12月31日に放送された第68回NHK紅白歌合戦は、平成という時代が終盤へと近づく中で、日本の音楽シーンと年末の空気感がより鮮明に表れてきた大会です。SNSや動画配信サービスが完全に定着し、音楽は「みんなで同じ曲を聴くもの」から「それぞれが好きな曲を好きな場所で楽しむもの」へと大きく姿を変えていました。その一方で、大晦日の夜だけは紅白歌合戦を通じて、世代や価値観を越えて同じ時間を共有するという文化が今も息づいています。第68回は、そうした現代的な音楽環境の中で、紅白歌合戦が果たす役割を改めて感じさせる一回となりました。

第68回紅白歌合戦の概要

第68回NHK紅白歌合戦は2017年12月31日の大晦日に開催され、テレビとラジオの同時放送で全国に中継されました。60回台後半の紅白歌合戦は、国民的番組としての枠組みを維持しつつ、その年の話題性や音楽トレンドをより強く反映した構成が特徴となっています。紅組・白組に分かれた出場歌手が、その年を象徴する楽曲を披露していく基本スタイルは変わらず、若い世代から年配の視聴者まで、それぞれが自分なりの楽しみ方を見つけられる番組づくりが意識されていました。この回の勝敗は白組の勝利となっており、結果も含めて、現代の年末らしい落ち着いた余韻を残しています。

第68回紅白歌合戦が開催された2017年の出来事

2017年の日本は、社会や暮らしの中で「当たり前」が急速に更新されていく一年でした。テクノロジーの進化によって生活の利便性は高まる一方で、人と人とのつながりや、リアルな体験の価値が改めて意識されるようになります。音楽の世界でも、ヒット曲はネットを通じて瞬時に広がり、個人の感情や記憶と結びつく存在として消費されていました。一方で、演歌や歌謡曲は人生の節目や人情を描く音楽として、変わらぬ支持を集め続けています。こうした背景の中で放送された紅白歌合戦は、一年を振り返り、自分自身の時間や歩みを静かに見つめ直す場として、多くの人に受け止められていました。

第68回紅白歌合戦の出場アーティスト一覧

第68回NHK紅白歌合戦 出場歌手・曲目一覧

第68回NHK紅白歌合戦(2017年) 出場歌手・曲目一覧

※第68回は2017年(平成29年)12月31日に放送されました。

紅組歌手 紅組曲目 白組歌手(優勝) 白組曲目
Little Glee Monster(初) 好きだ。~夢を歌おうver.~ Hey! Say! JUMP(初) Come On A My House
E-girls Love ☆ Queen 山内 惠介 愛が信じられないなら ~貴公子たちの舞踏会~
SHISHAMO(初) 明日も ~紅白2017ver.~ 三山 ひろし 男の流儀 ~けん玉世界記録への道~
AI × 渡辺直美 キラキラ 竹原 ピストル(初) よー、そこの若いの
丘 みどり(初) 佐渡の夕笛 Sexy Zone ぎゅっと
市川 由紀乃 人生一路 福田 こうへい 王将
天童 よしみ 道頓堀人情 三代目 J Soul Brothers HAPPY ~紅白スペシャルバージョン~
倉木 麻衣 渡月橋 ~君 想ふ~ SEKAI NO OWARI RAIN
TWICE(初) TT -Japanese ver.- 三浦 大知(初) 三浦大知 紅白スペシャル
水森 かおり 早鞆ノ瀬戸 WANIMA(初) ともに
島津 亜矢 The Rose 郷 ひろみ 2億4千万の瞳 ~GO! GO! バブルリミックス~
欅坂46 不協和音 関ジャニ∞ なぐりガキBEAT
坂本 冬美 男の火祭り 福山 雅治 トモエ学園
西野 カナ パッ TOKIO AMBITIOUS JAPAN!
乃木坂46 インフルエンサー 五木 ひろし 夜空
松田 聖子 新しい明日 平井 堅 ノンフィクション
椎名 林檎 目抜き通り トータス 松本(初) 目抜き通り
Perfume TOKYO GIRL X JAPAN ENDLESS RAIN 2017 紅白スペシャル
AKB48 視聴者が選んだ夢の紅白SPメドレー エレファントカシマシ(初) 今宵の月のようによ
松 たか子 明日はどこから 星野 源 Family Song
Superfly 愛をこめて花束を 嵐×紅白スペシャルメドレー
高橋 真梨子 for you... 氷川 きよし きよしのズンドコ節
石川 さゆり 津軽海峡・冬景色 ゆず 栄光の架橋

特別企画・エピソード

出来事 内容
安室 奈美恵 ラストステージ 翌年の引退を控え、特別出演として「Hero」を披露しました。

まとめ

第68回NHK紅白歌合戦は2017年の大晦日に放送され、個人化が進む現代の音楽環境の中で、紅白歌合戦が果たしている役割を改めて浮き彫りにした大会となりました。音楽の楽しみ方が大きく変化する中でも、紅白歌合戦は世代や立場を越えて同じ時間を共有できる年末の象徴として、多くの人に寄り添い続けていました。森進一、五木ひろし、北島三郎をはじめとする時代を代表する歌手たちが集結したこの第68回は、紅白歌合戦が「時代とともに形を変えながらも続いていく年末の風景」であることを、改めて実感させる一回と言えるでしょう。

Mr.Lyric 編集部

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