Mr.Children「足音∼Be Strong」の歌詞の意味を考察! 頑張るすべての人への応援ソング

Mr.Children

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「足音∼Be Strong」は2014年11月19日に発売されたMr.Childrenの35番目のシングルです。

2015年6月4日に発売した18番目のアルバム「REFLECTION」にも収録されており、ドラマ「信長協奏曲」の主題歌にもなっているので、もしかしたら聞いたことあるという人もいるかと思います。

今回はそんな「足音∼Be Strong」の歌詞について考察していきます。

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「足音∼Be strong」ができるまでの背景

まずは「足音∼Be Strong」ができるまでの背景について解説していきます。

これまでの曲と異なる点として、デビュー当初からMr.Childrenのプロデューサーを務め編曲を担当していた小林武史さんが関わっていない初のシングル曲になります
Mr.Childrenにとって新たな足音を踏み出したきっかけとなった曲です。

初のセルフプロデュースでもあり、曲の制作前からドラマの主題歌のオファーによって制作されたそうですが、この曲の制作にはかなり難航したそうです。

18番目のアルバム「REFLECTION」発売直後にテレビで制作ドキュメンタリーが放映されたのですが、もともとドラマの主題歌のオファーから「ノブナガ」という仮タイトルで曲が制作されていました。

しかし、うまくまとまらない時に、ふと桜井さんがギターで弾いたメロディーが思ったより良かったため、もともと制作していた曲をボツにし、新たに作詞作曲を行い出来上がった曲が「足音∼Be strong」です。

ちなみにここでボツになった曲は、メンバー内でさすがにボツにするのは勿体ないということで再制作され、「Starting Over」という別の曲が出来上がりました。

ちなみにこの「Starting Over」は映画「バケモノの子」の主題歌となっており、弱い自分の内面をモンスターに例えた歌詞が秀逸なので、ぜひこちらも聞いてみて下さい。

それでは早速、「足音∼Be Strong」の考察を始めていきます。

「足音∼Be Strong」の歌詞考察

新しい靴を履いた日は それだけで世界が違って見えた
昨日までと違った自分の足音が どこか嬉しくて
あてもなく隣の町まで 何も考えずしばらく歩いて
「こんなことも最近はしてなかったな…」って ぼんやり思った

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「足音∼Be strong」では1つの曲を通して、新たな挑戦を始める主人公が登場します。

新たな挑戦、新たなスタートを切ることを”新しい靴を履いた日”としています。

変わらない毎日に満足できていなかった昨日までと違い、新たな挑戦を通して見える新しい景色に主人公がワクワクしている様子が感じられます。

舗装された道を選んで歩いていくだけ
そんな日々だけど もうやめたいんだ
今日はそんな気がしてる

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

新たな挑戦を通して見える景色に最初はワクワクしても、次第に時間が経てば日常になります。

そんな日常において、決められた仕事や役割を淡々とこなすような毎日、安定した今の自分の人生を「舗装された道」に例えています。

ここでは、舗装された道を歩んでいくような自分の人生を変えたいと思い始めた主人公の様子が伝わってきます。

Mr.Childrenが初のセルフプロデュースに臨む想いというのも含まれているのではないでしょうか。

夢見てた未来はそれほど離れちゃいない
また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!
時には灯りのない 寂しい夜が来たって
この足音を聞いてる 誰かがきっといる

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

自分の夢や目標に向かって頑張っていると、なかなか上手くいかない時も多くあると思いますし、一歩踏み出しきれないこともあると思います。

また、新しい挑戦をしていく中で、思うようにいかない事が原因で自分の無力さを感じたり、どうせ自分には何もできないんだと自己嫌悪に陥ってしまうこともあると思います。

ただ、どんなにうまくいかなくても「夢見てた未来はそれほど離れちゃいない また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!」と自分に言い聞かせながら主人公が前を向く様子が描かれています。

自分の夢や目標に向かって頑張っている時に、不安や葛藤など、自分自身と戦う必要があることもあると思いますが、自分の頑張りがきっと報われるはず、このまま頑張ろうと決心している様子がサビの最後から読み取れます。

疲れて歩けないんなら 立ち止まってしがみついていれば
地球は回っていって きっといい方向へ 僕らを運んでくれる
どんな人にだって心折れそうな日はある
「もうダメだ」って思えてきても大丈夫
もっと強くなっていける

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここからは2番です。

1番では、夢や目標に向かって挑戦し新たなスタートを踏み出した主人公に向けて、絶対に自分ならできるから頑張れという励ましのメッセージが込められていたかと思います。

2番では、挑戦した矢先、なかなか上手くいかなかったり、しんどい思いをしている主人公に向けてのメッセージが込められています。

どんなに強い人でも心が折れそうになる時や、もうダメだと思うタイミングもあるけど、そんな時に歩み続けるのを辞めるのではなく、しがみ続けることが重要であり、しがみ続けることによって時間と共にコトはいい方向に進み、きっと良い未来が待っているというメッセージです。

Mr.Childrenの「星になれたら」という別の曲で”長い助走を取った方がより遠くに飛べるって聞いた」という歌詞がありますが、この歌詞でも、苦しい状態を耐え続ける・しがみ続ける事によって、きっと高く飛べる・強くなっていけるというメッセージが込められています。

夢や目標に向かって頑張っている人からすると、とても励まされ、心が奮い立たされるメッセージだと思います。

今という時代は言うほど悪くはない
また一歩 次の一歩 靴紐を結び直して
喜びを分かち合い
弱さを補い合い
大切な誰かと歩いていけるなら

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

物事は2面性を持ち合わせています。

生きていると自分にとって不都合なニュースや出来事が多くあっても、悪いことばかりではないわけで、良いこともきっとあるはずです。

そんな時代において、何か自分にとって不都合な出来事があっても、その度に靴紐を結びなおして歩いていこうという強くなった主人公の想いが読み取れます。

もう怖がんないで 怯(ひる)まないで 失敗なんかしたっていい
拒まないで 歪めないで 巻き起こってる
すべてのことを真っ直ぐに受け止めたい

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここも前の歌詞と同様に、自分にとって不都合な出来事があっても、失敗を恐れずに正面から立ち向かっていきたいという強くなった主人公の強い意志が読み取れます。

ここで最後のサビに続きます。

夢見てた未来は
それほど離れちゃいない
また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!例えば雨雲が
目の前を覆ったって
また日差しを探して歩き出そう
時には灯りのない
孤独な夜が来たって
この足音を聞いてる 誰かがきっといる

<出展>足音∼Be strong/Mr.Children 作詞:桜井和寿

自分が描いていた夢や目標は、そう遠くはないと信じ、力強く足音を踏み鳴らす主人公の様子が読み取れます。

夢や目標に向かって挑戦していく中で、どうしても上手くいかない時や自分の無力感を感じる時もあると思いますが、きっと自分の頑張りを見てくれている人はいる、絶対に上手くいくと信じて頑張っていこうという力強いメッセージが込められています。

まとめ

「足音∼Be storog」は、何かに挑戦したり、夢に向かって頑張っている全ての人に聴いて欲しい曲です

1番では新しい挑戦に挑む主人公が描かれ、2番では夢に向かって頑張っていく中でしんどいこと、辛いことが多々あるけど、それでも必死にしがみついて頑張ろう。
しがみついていればきっとうまくいくし、もっと強くなっていけるというメッセージが込められています。

そして最後は、強くなって覚悟が決まった主人公(まさにBe strong)が夢に向かって頑張っていく、力強く足音を踏み鳴らしていくという様子が描かれています。

Be strongというのは日本語訳すると「強くなれ」という意味で、激励や勇気づけの意味合いが込められているとされています。

何かを始めよう、新たな挑戦をしようと思っている全ての人に聞いて欲しい1曲です。

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