Mr.Children「Everything made from a dream」の歌詞の意味を考察!

Mr.Children

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Mr.Childrenの「Everything made from a dream」は、2000年にリリースされたアルバム『Q』に収録されています。

この曲は、夢と現実、進化する社会に対する感情をテーマにしており、Mr.Childrenの音楽的な深みとリリシズムが光る作品です。

直訳すると「すべては夢から作られる」となりますが、このすべてというのは良い事だけではなく、悪いことも含めてすべては夢から作られているからこそ、夢を持つという事が果たして良い事だけなのかと考えさせられるような哲学的な歌詞が特徴で、多くのファンに愛されています。

そんな「Everything made from a dream」について紹介していきます!

「Everything made from a dream」の歌詞考察

何時間眠っても疲れはとれないし
近頃は道草せず家に帰る僕だ
ハッピーな夢を見て 眠りたい

曲の冒頭では、「何時間眠っても疲れはとれないし 近頃は道草せず家に帰る僕だ」とあります。この部分では、日常生活の疲れや現実の厳しさが描かれています。続く「ハッピーな夢を見て 眠りたい」というフレーズは、現実逃避としての夢の役割を示しています。
ここでは”夢”が良いものであるとされています。

手塚マンガの未来都市の実写版みたいな街だ
ハイスピードで近代化は進む でもなんとなくメランコリック
何と引き換えに 現代(いま)を手にした

「手塚マンガの未来都市の実写版みたいな街だ ハイスピードで近代化は進む でもなんとなくメランコリック」という歌詞では、急速な近代化とそれに伴う感情の複雑さが描かれています。テクノロジーの進歩がもたらす便利さと、どこか虚しさを感じさせる現代社会の一面が表現されています。

3.2.1.0.で 打ち上げた夢は今 どこらへんを
oh oh oh Where? 飛んでんだろう
あなたには見えるかい?

ブルースリーもジョンレノンもこの世から去った今
あの情熱を あの感動を遺伝子に刻もうか
そう 歌いながら 叫びながら

「ブルースリーもジョンレノンもこの世から去った今 あの情熱を あの感動を遺伝子に刻もうか」という部分では、過去の偉大な人物が遺した情熱や感動を忘れずに受け継ぐことの重要性が強調されています。これらの人物がもたらした影響は、単なる過去のものではなく、未来へと引き継がれていくべきものであることが示されています。

1.2.3.GO!で 打ち落とした誰かの夢 今はもう
oh oh oh 手おくれ 償えもせず
次第に慣れてった

夢、夢って あたかもそれが素晴らしい物のように
あたかもそれが輝かしい物のように 僕らはただ讃美してきたけれど
実際のところどうなんだろう?

何十万人もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器
あれだって最初は 名もない化学者の純粋で
小さな夢から始まっているんじゃないだろうか?
そして今また僕らは 僕らだけの幸福の為に
科学を武器に 生物の命までをもコントロールしようとしている

「何十万人もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器 あれだって最初は 名もない化学者の純粋で 小さな夢から始まっているんじゃないだろうか?」という歌詞では、科学技術の進歩が持つ二面性について考察しています。
核爆弾や細菌兵器も、はじまりは全て科学者の純粋な夢であり、夢というものが素晴らしいものとして語られることは多いけれど、果たして本当にそうだろうかといったことが述べられています。

そして マーチは続く 遥かな未来へ

やっかいだな 夢は良くもあり 悪くもなる てな訳で
oh oh oh oh yes 僕らの手に懸ってたりして

3.2.1.0.で 今こそ打ち上げよう 僕らの
oh oh oh oh 夢
everything is made from a dream
everything is made from a dream

夢について語られてきましたが、最後の結論として夢がいいものなのか悪いものなのかという結論が出ているわけではなく、その人次第でどっちにも転がるだろうとしています。

先人たちの夢から作られた産物は、今を生きるすべての人の夢にかかっているとしていて、夢の連鎖がこれからの未来を作っていくとしています。

まとめ

「Everything made from a dream」は、夢と現実、科学技術の進歩が持つ二面性について深く考察した楽曲です。Mr.Childrenの哲学的な歌詞と感動的なメロディが、聴く者に強い影響を与えます。この歌詞考察を通じて、曲が持つ多層的な意味とメッセージを感じ取っていただければ幸いです。

この楽曲が描く夢と現実の狭間や、未来への希望と恐れを感じ取り、日々の生活の中での支えとなることを願っています。

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