>>最も読まれているおすすめ記事「Mr.Childrenの心に響く名言・歌詞を55個紹介!」
「DANCING SHOES」はシングルとしてリリースされてはいないのですが、2020年12月2日に発売されたMr.Childrenの20番目のアルバム「SOUNDTRACKS」に収録されています。
「DANCING SHOES」は、数々の名曲が収録されているアルバム「SOUNDTRACKS」の1曲目に収録されており、筆者が個人的に「SOUNDTRACKS」の中では最も好きな曲となっています。
シングルとしてリリースされていないものの、その力強いメロディとメッセージ性の高い歌詞でとても人気のある曲です。
今回はそんな「DANCING SHOES」の歌詞について紹介していきます。
「DANCING SHOES」の歌詞考察
息を殺してその時を待っている
いつか俺にあの眩い光が当たるその時を
でも案外 チャンスは来ないもんで
暗いトンネルの中でぼんやり遠くの光を見てる だけ
1番の歌い出しになります。
その時というのはいつか来るであろうチャンスのことを指しており、主人公がチャンスを虎視眈々と待ち続ける姿を描いています。
しかし、現実にはチャンスは簡単には訪れないものであり、暗いトンネルの中でただ遠くの光を見つめるだけの状態が続いていることが示されています。
バランスとって生きるのが人の常
右肩上がれば左の肩も上げ
やっぱ両肩下げる群れを離れ歩いてくのもシンドい
良くも悪くも注目浴びれば
その分だけ叩かれる
夢や目標に向かって周りに合わせず自己を貫き通す人の存在は稀有であり、多くの人が周りに合わせて生きてしまうのが常であるという意味が込められていると思います。
何かに特化した存在よりも、バランスが取れて平均点が高い人が評価されるような世の中において、あえて普通ではない道をたどるという事はしんどいと嘆いている様子が理解できます。
また、良くも悪くも注目浴びればたたかれるとしており、歌い出しの部分も含めて、虎視眈々とチャンスをうかがっているんだけれども、とはいえ目立つことはしたくないといった主人公の矛盾するような思い・葛藤が読み取れます。
後退りしたり
地団駄踏んだり
なに!?このくだり?
We were born to be free
この部分では、これまで描かれてきた矛盾するような思いや葛藤に対して、それでも自分は自分が自由になるために生まれてきたんだと吹っ切れた様子が伝わります。
Hey girls, come on
Let you wear the dancing shoes.
その両手に繋がれた鎖
タンバリン代わりにして
踊れるか?
転んだってまだステップを踏め!
無様な位がちょうど良い
さぁ Do it, do it, do it, do it!!
ここで1番のサビになります。
両手につながれた鎖というのは、色んな制約で縛られている現代社会を比喩表現で表しているのではないでしょうか。そんな制約や縛りでさえ楽しんで、転んでもまだ歩き続けよう、どんなに苦難や困難が訪れて惨めな気持ちになっても、まだ進み続けるんだという強いメッセージが込められています。
流行り廃りがあると百も承知で
そう あえて俺のやり方でいくんだって自分をけしかける
この部分では、流行に左右されず、自分のやり方で進むことの重要性が描かれています。自分自身を奮い立たせて、信念を持って行動する姿勢が表現されています。
四半世紀やってりゃ色々ある
あちらを立てれば こちらは濡れずで破綻をきたしそうです
長い間活動していれば、様々な困難や矛盾に直面することがあるという現実が描かれています。この部分は、バランスを取ることの難しさと、それによる葛藤が表現されています。
サルバドール・ダリ
ってちょっとグロくない?
普通じゃない感じが良い
We were born to be free
サルバドール・ダリというのは、スペイン出身の画家です。
「天才を演じきると天才になれる」といった言葉で知られているそうです。
>>サルバドール・ダリについて詳しくはこちら
ここでは、サルバドール・ダリの作品を引き合いに出して、普通ではないことの魅力を強調しています。自由であることの大切さが再び強調されています。
Hey boys, come on
Let you wear the dancing shoes.
その両足にかせられた負荷に
抗いステップを踏め!
弾む息を大空に撒き散らして
君は思うよりカッコ良い
さぁ Do it, do it, do it, do it!!
Hey guys, come on
Let you wear the dancing shoes.
その両手に繋がれた鎖
タンバリン代わりにして
踊れるか?
転んだってまだステップを踏め!
無様な位がちょうど良い
さぁ Do it, do it, do it, do it!!
Do it, do it, do it, do it!!
最後のサビの部分になります。
両足に課せられた負荷に抗ってステップを踏めという歌詞や、両手につながれた鎖をタンバリン代わりにしてという歌詞など、自分に対して負荷となるものに抗い頑張れといった力強いメッセージを読み解くことができます。
「天才を演じきれると天才になれる」というサルバドール・ダリの言葉や、歌詞に出てくる「君は思うよりカッコいい」という言葉から、もっと自分に自信をもって前進し続けるんだという力強いメッセージを感じることができます。
夢や目標に向かって頑張る中で、多くの困難に直面するかと思いますが、そこでもめげずに立ち向かっていこうという力強いメッセージが込められています。
まとめ
Mr.Childrenの「DANCING SHOES」は、曲全体として力強いメッセージが込められています。
「天才を演じきれると天才になれる」というサルバドール・ダリの言葉があるように、自分を信じて前に力強く進んでいこうという想いを感じることができ、ここぞという場面で聞きたい曲です。
ぜひ「DANCING SHOES」を聞いてみて下さい!
感想はこちらから