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「PADDLE」シングルとしてはリリースされていませんが、2004年4月7日にリリースされた11番目のアルバム「シフクノオト」に収録されています。
NTTグループのCMソングとして起用されていたり、メジャーリーグで活躍する藤浪選手が阪神時代に登場曲として使用していたことから、知っているという人もいるのではないでしょうか。
21周年ファンクラブツアーの直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートで15位に選ばれるなど、ファンから根強い人気を誇る曲となっています。
この記事では、そんな「PADDLE」の歌詞について紹介していきます!
PADDLEの歌詞はこちら
「PADDLE」の歌詞考察
まずは曲名となっている「PADDLE」について触れていきます。
英単語のPADDLEは以下のような意味があります。
<名詞>
・櫂
・(動物の)ひれ足
・へら(陶器制作用・ガラス制作用・洗濯用など)
<自動詞>
・(船を)オールでこぐ
・(水の中を)手足をバタバタさせて進む
<他動詞>
・(カヌーなどを)オールでこぐ
>PADDLEの意味はこちら
歌詞の中で”パドリング”というPADDLEの動名詞がでてくるため、ここでは動詞の意味として捉えることが出来そうです。
つまりは、舟・カヌーを漕ぐという意味合いのPADDLEだと解釈することができ、舟をこぐという行為と人生を先に進んでいこうというメッセージを重ねているのではないでしょうか。
それでは実際に歌詞の紹介と考察に入っていければと思います!
ほんの束の間 胸の中に巻き起こる風 風 風
「今しかないよな」って 呪文みたいに繰り返す
日常の下敷きになって 埋もれたモノを取り返すんだ
ここで登場する主人公は、何かしらの夢や目標がありそれに向かって必死に頑張っているのではないでしょうか。
そんな夢や目標はいつもの日常をただ淡々と過ごしていると埋もれてしまうような、自分にとって達成することの難易度が高い夢や目標を取りに行きたい。
そのために「今しかない」と自分に言い聞かせながら頑張る主人公の様子が読み取れます。
「甘い夢だ」と誰かがほざいてたって
虎視眈眈と準備をしてきた僕だから
きっとうまくやれる行こうぜ
高い夢や目標に対して、それは無理だと言ってくる人もいるかもしれません。(Mr.Childrenのpiecesという曲の歌詞で”強く早く駆け抜けるほど 向かい風もきつくなるんだな”という歌詞がありますね)
例え誰が何と言おうとも、これまでやってきたことに対する自分に対する自信がみなぎっている主人公の様子が理解できます。
新しい記号を探しに
フラスコの中 飛び込んで
どんな化学変化を起こすか
軽くゆすってみよう It’s OK
ゆけ 荒れ狂う海原の上
未来へと 手を突きだして
もしかしたら今日は何も起こんないかもでも 明日へとパドリング
本曲のタイトルとなっているPADDLEというのは、舟をこぐオールのことであり、パドリングというのは舟をこいでいることを意味します。
新しい挑戦をしようという事を、フラスコの中に飛び込んでとしており、うまくいくかは分からないけどとにかく明日に向かって挑戦し続けようと、頑張る人の背中を押してくれるようなメッセージが込められています。
時々誰かが僕の人生を操ってるような気がする
誰に感謝していいのかは分からないけれど
僕は今日も生きてる まだ もう少し君を愛していれる
夢や目標に向かって頑張る中で、壁にぶつかったり社会のルールにどうしても抗えないようなことも多くあるかなと思います。
そんな困難な中でも、今自分が人を愛するという感情を抱きながら生きていられる事自体に感謝をしている様子が分かります。
精神的に大変な思いをした経験がある方は理解できるかもしれませんが、本当にしんどい時はマイナスな感情が湧くどころか、なんの感情も湧いてこなくなります。(いわゆるうつ状態ですね)
PADDLEは曲全体を通してかなりポジティブで背中を押してくれる曲となっていますが、この歌詞の部分でも、あまりことがうまく進まないといった状態でも喜怒哀楽を感じ生きていられることに感謝している様子が理解できます。
良い事があってこその笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃ 良い事あると思えたら
それが良い事の 序章です
名言ですね。
笑顔でいればいい事があると思うことができれば、それがいい事の序章であるというのは、本当に多くのファンの生きる指針を示してくれているのではないでしょうか。
新しい希望を見つけよう
フラスコの中 飛び込んで
どんな化学変化を起こすか
もう一度ゆすってみよう It’s OK
ゆけ 高い デカイ 波に乗れ
怯んでる自分蹴飛ばして
もしかしたら明日も何も起こんないかも
でも 永遠のパドリング
2番のサビです。
PADDLEにちなんで、迫りくる困難をデカい波と表現されています。
夢や目標に向かって頑張ることが必ずしも報われるわけではないけど、それでも立ち向かっていくんだというメッセージが込められています。
皮肉で溢れた世界
不安と怒りの過渡期
見失わぬように進もう時々 上手に
息抜きしながら
身をかわしながら
行こうぜ
最後のサビ前です。
過渡期というのは、物事の移り変わりの事を指します。
不安と怒りの過渡期としていて、夢や目標に向かって頑張る過程で、不安になったり自分に対して怒りの感情が湧いてくるときもあると思います。
そんな時でもポジティブに、ときには息抜きしながら頑張っていこうぜというメッセージが込められています。
新しい希望を見つけよう
フラスコの中 飛び込んで
どんな化学変化を起こすか
ずっと ゆすっていこう It’s OK
ゆけ 荒れ狂う海原の上
未来へと 手を突きだして
もしかしたらずっと何も起こんないかも
でも 永遠のパドリング
ただ ただ 明日へとパドリング
最後のサビです。
PADDLEにちなんで、困難を荒れ狂う海原と表現しています。
今の努力が結局何にもならないかもしれないけれど、それでもきっといい未来が待っていると信じて、前に進み続けようというメッセージが込められています。
まとめ
ここまでPADDLEの歌詞について紹介してきました。
PADDLEはMr.Childrenの楽曲の中でも、聞く人をかなり前向きにさせてくれる曲です。
頑張りたいここ一番のタイミングにピッタリな曲であり背中を押してくれる曲となっているので、ぜひ聞いてみて下さい!
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