Mr.Children「くるみ」の歌詞の意味を考察!

Mr.Children

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「くるみ」は2003年11月19日に発売されたMr.Childrenの25番目のシングルに収録されている1曲であり、2004年4月7日にリリースされた11番目のアルバム「シフクノオト」に収録されています。

NTTドコモのCMソングとして起用されていたり、ミュージックビデオ、歌詞が良いという理由で多くのファンから愛されている曲となっています。

本記事では、そんな「くるみ」の歌詞について紹介していきます!

くるみの歌詞はこちら

「くるみ」の曲名について

歌詞の紹介の前に、まずは曲名について触れさせてください。

一般的な「くるみ」というのは、食べ物のくるみを思い出す人が多いのではないでしょうか。

この曲で登場する「くるみ」というのは大きく2つの意味があると言われています。

ひとつ目が、”これから来る未来”を略して”くるみ”と表現している。

ふたつ目が、シンプルに架空の女性の名前を表している。

曲中に「ねぇ くるみ」と語りがけるところから始まるので、そのあたり曲名に込められた意味も踏まえて歌詞について紹介して行ければと思います!

「くるみ」の歌詞考察

ねぇ くるみ
この街の景色は君の目にどう映るの?
今の僕はどう見えるの?

ねぇ くるみ
誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ
そんな時はどうしたらいい?

歌い出しの部分です。

「ねぇ くるみ」と語りかけるところから始まっています。

様々な解釈があると思いますが、筆者はここで登場する「くるみ」を「これから来る未来」という解釈で歌詞について考察していきたいと思います。

将来の自分だったら、今の自分をみてどう思うのか?
このままの人生で後悔しないか?といった問いかけをしているように見えます。
また、人のやさしさに対して素直になれない自分に嫌気がさしている様子も理解できます。

良かった事だけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみるんだよ

1番のサビです。

希望の数だけ失望が増えるというのは、大きな夢を持ったり、多くの事を求めようとすると、乗り越えるべき壁は高く、その分味わう失望も増えるという事だと思います。

それを覚悟してでも失敗するかもしれないという不安を楽しみ多くの希望を求めるくらい、自分の幸せな未来を想像して進んでいこうとする様子がうかがえます。

ねぇ くるみ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い

ねぇ くるみ
あれからは一度も涙は流してないよ
でも 本気で笑う事も少ない

過去に起きた辛い経験や忘れてしまいたい過去は決して自分の記憶から消え去る事は無い。

ここでは未来の自分に対して、過去の辛い経験を乗り越えてここまでやってきた結果、強くはなったけど、まだ報われていない。
そんな今の自分を未来の自分に対して、このままでいいのかと語りかけているようにも見えます。

人生において、しんどい時ほど逃げ出したくなったり、このままでいいのかなと不安になったりすることは多いと思いますが、今のまま頑張ってて意味があるのかと未来の自分に問いかけているようにも見えます。

どこかで掛け違えてきて
気が付けば一つ余ったボタン
同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに
出会う事で意味が出来たならいい
出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
十字路に出くわすたび
迷いもするだろうけど

2番のサビです。
ここでまた名言ですね。

サビの前で、今のまま頑張っても意味があるのか?というのを未来の自分に対して問うているような意味が込められていましたが、そこに対するアンサーのような意味が2番のサビでは込められています。

どこかで掛け違えてボタンが一つ余ったということは、自分の失敗経験の事を指しているんじゃないかなと思います。
”同じようにして誰かが持て余したボタンホールに出会うことで意味が出来たならいい”としており、そんな失敗経験も、その経験がいつかきっと良い経験だったと思える日が来るという意味が込められていると思います。

挑戦し続ける中で、迷ったり悩んだりすることも多くあるけど、希望に胸を膨らませて頑張っていこうという意味が込められています。

今以上をいつも欲しがるくせに
変わらない愛を求め歌う
そうして歯車は回る
この必要以上の負担に
ギシギシ鈍い音をたてながら
希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみよう
出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
引き返しちゃいけないよね
進もう 君のいない道の上へ

最後のサビです。

ここはよく恋愛に関する意味として解釈されていることが多いですが、筆者はあえてこれまでどおり「くるみ」が女性の名前ではなく”これから来る未来”のことを指している前提で考察を進めていきます。

今以上をいつも欲しがるというのは、自分の人生において夢を追い続ける様子の事を指しています。

そんな中、変わらない愛を求め歌うとしているのは、夢を追うのであれば多少のリスクを負わないといけないにもかかわらず、そんなリスクを負いたくないといった人の弱さについて語られているんじゃないかなと思います。

そんな中でも、自分の未来に対してどんなことが起こるか未来に期待を膨らませながら、進んでいこうという意味が込められています。

まとめ

曲名であり、歌詞にも何回か登場する「くるみ」というフレーズを、女性の名前として解釈するか、これから来る未来として解釈するかによって違った歌詞考察が可能ですが、本記事では「これから来る未来」として歌詞を考察してきました。

くるみはミュージックビデオが感動的で、中年のおじさんたちが再開してバンドを組んで一緒に頑張るストーリーが描かれています。

中年のおじさんたちが、これから来る未来に期待を膨らませて頑張っている感動的なストーリーになっているので、ぜひ聞いてみて下さい!

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